旅のお供に。手ぬぐいが万能選手だった
旅先で、持っていると何かと便利なアイテム。色々ありますよね。
旅好きの方なら、毎回必ず持参するもの、何かしら決まっているのではないでしょうか。
今回は、最近のわたしの必需品「手ぬぐい」をご紹介してみますよ〜
地味だけど超優秀!手ぬぐいってこんなに便利
そもそも手ぬぐいって?
言わずもがなな気もしますが…
木綿製の、平織の布です。一般的なサイズは横90センチ×縦33センチくらい。
江戸時代頃から庶民に普及し、今で言うハンカチや包帯のように使われてきました。平織のためかさばらず、速乾性に優れているのが特徴。
① ハンカチとして
神社仏閣をめぐる旅が定例なわたくしですが、お参りの前に必ず手水舎で手と口を清めます。
いくつか寺社を巡ると、小さいハンカチやタオルはすぐビショビショになってしまいます…
その点、手ぬぐいは大きめなので、数回手を拭っても全然OK!
手だけでなく、温泉地で足湯したあとにタオル代わりに拭き取るのもお手の物。
意外と、しっかり吸収してくれますよ。
タオルよりは吸水性劣りますが、コンパクトな携帯性を考えたら十二分。
ただし、そのときは流石にしっとりしてしまうので、ビニール袋も合わせて持参すると良いでしょう。
② 日除けとして
手ぬぐいを首にかけて、紫外線よけとして使います。
汗も吸うので一石二鳥〜
もちろん、帽子やUVカットパーカーなど色々な対策を講じてはいるものの、存外首元のカバーはおろそかになりがちです。
また、最近の夏は猛暑日が続くため、出来る限り涼しく対策を取りたいもの。
その点手ぬぐいなら、サラリとした綿素材なので実用性としても申し分なし!
しかしながら、いくらスカーフ風に取り繕ってみても、立派な野良仕事スタイル。
自分はただの背景と割り切れる方以外、美しく紫外線対策をしたい場合は、おすすめいたしかねます。
③ ボディタオルとして
入浴のときにも、お役立ち。
長さもあるので背中もラクラク洗えますよ。泡は立ちませんけれども…
ぎゅっと絞れば、濡れた状態でも水分を吸ってくれるので、温泉から上がるときにざっと体を拭うこともできます。
まとめ
手ぬぐいの良いところは、なんといっても嵩張らない&すぐに乾くこのニ点!
夜にすすいで干しておけば、朝にはカラリと乾いてしまいます。
濡れ物を持ち運ばずに済むのも、旅中はうれしいところ。
一回の旅に、数枚持っていくと必ず重宝すると思いますよ。
おまけの手ぬぐいコレクション
まだまだ少ないですが。今まで旅行先等で入手してきた手ぬぐいあれこれ。
左から、
わんこ兄弟(岩手県盛岡 これだけハーフサイズ)
瓦紋様(奈良 興福寺①)
リサ・ラーソンのハリネズミ(いただきもの)
忍者(浅草)
草間彌生かぼちゃ赤(香川県 直島ベネッセハウスミュージアム)
草間彌生かぼちゃ黄(香川県 直島ベネッセハウスミュージアム)
限定品などは、その土地ならではのものですし。最近はカラフルでかわいいものも色々販売されています。
持って帰るのも嵩張らないので、お土産にもとてもおすすめですよ〜
アンテナショップでプチ旅気分と、旅計画
旅行の情報収集をしたい時、みなさまはどうされますか?
ネット、ガイドブック、旅行代理店など、色々な手段がありますよね。
上記ももちろん便利で色々な情報を得られますが、わたしは旅先候補が決まると都内にあるアンテナショップに足を運ぶようにしています。
実は超都心に集中しているアンテナショップ
グーグルマップを開き、東京駅周辺で「アンテナショップ」と検索 した結果がこちら。赤い印がそうです。
銀座、有楽町、東京駅、日本橋。
このあたりのエリアに集中していることがわかります。やはり人の集まる都心部に店を構えるのですね。
今回は、 細かい各々の解説は割愛。へーこんなにあるんだね〜くらいに思っていただければ…
日本橋に立ち並ぶ、個人的に最強の三店
中でも、わたしが1番よく足を運んでいるのが日本橋界隈。
三重県、島根県、奈良県のアンテナショップが同じ通りに軒をつらねているのです。
天国か。
コレド室町や福徳神社など日本橋の新しい名所(そんなに新しくもないけど)を見て回りつつ、ぷち観光気分を味わえます。
三重テラス
その名の通り、三重県のアンテナショップです。
三重といえば、少し前から山崎まさよしさんが伊勢志摩のCMをされていて、そわそわしております。好きな人が好きな場所のPRしよる…!はわはわ。
なんて、話はひとまずおいておきまして。
三重テラスの話に戻りましょう。
1階に物販コーナーとレストラン、2階イベントスペースとラウンジがあります。観光情報も2階に。
物販では常時1500点以上、三重の特産品が並んでいます。
http://www.mieterrace.jp/about/より画像引用
さすがに日本橋のあの通りでバシバシ写真撮影なぞできず…オフィシャルサイトから拝借してまいりました。
洗練された店内。女性が好きそうな雰囲気です。
ゑびやの商品もありましたよ〜
momonoco.hatenablog.com
海産物から、お菓子、お酒、茶器、パールのアクセサリーまでなんでも揃っています。
レストラン
併設のレストランも、物販コーナー同様おしゃれな雰囲気。
三重の食材を使ったイタリアンということで、醸される高級感。
パッと思いつくだけでも、三重と言ったら伊勢海老・松阪牛・アワビ…そりゃ高級にもなりますね。
アクセス
浮世小路千疋屋ビル「YUITO ANNEX」1F・2F
TEL)03-5542-1033
JR山手線・中央線・京浜東北線「神田駅」徒歩5分
営業時間
物販 10:00〜20:00
レストラン 11:00〜23:00(ラストオーダー食事22:00/ドリンク22:30)
定休日
年中無休(年末年始除く)
にほんばし島根館
こちらもそのまんまの名前、わかりやすいですね。島根県のアンテナショップです。
http://www.shimanekan.jp/shop#productsより画像引用
ワンフロアで営業しており、手前側が物販スペース、奥がイベントスペース。奥右手に観光案内所があります。
三重テラスは都会的な印象でしたが、島根館は良い意味で地方らしさがあります。
ちょっと、雑多な感じ。
それがまた旅情を掻き立てるので、わたしは好きです。
物産コーナーには、2100以上の島根の名産品が揃っているそうです。
松江の和菓子、出雲そば、宍道湖名物のシジミの味噌汁セットとか、勾玉も売っていましたよ〜
三重、島根、奈良の三県のなかでは、1番観光案内に力を入れている印象を受けました。各市町村のパンフレットや、バスの時刻表など細やかな資料が盛りだくさん!
スタッフの方も「何かお探しのものがあればご案内しますよ〜」と声を掛けてくださったり。親切!
実際にプランの相談をしているご夫婦がいらっしゃいましたが、スタッフの方が丁寧にアドバイスをされていましたよ。アクセス方法とか、その場所の雰囲気まで。きめ細やかだなぁと感心してしまいました。
日程的に余裕のある旅行のときには、わたしも相談しにいこう〜
色々頂いてきました。こういうリーフレット類ホントにわくわくする。
アクセス
〒103-0022 東京都中央区日本橋室町1-5-3 福島ビル1F
TEL)03-5201-3310
FAX)03-5201-2130
無料巡回バス メトロリンク日本橋利用「日本橋室町一丁目」停留所徒歩0分
営業時間
10:30〜19:00
定休日
年中無休(年末年始除く)
奈良まほろば館
最後にご紹介するのは、奈良県のアンテナショップ。
せんとくんがお出迎えしてくれますかわいいい!
入店してすぐ、左手側に物販スペースが、右手壁面に各種パンフレット棚があります。
定期発行誌「祈りの回廊」と「なら温故知新」をもらって帰ってきました。ものすごく良くできたフリーペーパーです。
直進した奥にはモニターと小ギャラリーがあり、現在は吉野山の桜情報と写真が展示されていました。
物販コーナーには、奈良漬や柿の葉寿司、三輪そうめん、葛菓子の他、大和野菜も販売されています。シーズンには、いちごも並びます。
食品以外にも、御朱印帳や蚊帳ふきんも置いてあり、楽しいですよ〜
2階では定期的に奈良にまつわる講座も開催されており、奈良の文化の発信地としての役割も担っています。
残念ながらタイミングが合わず、わたしはまだ参加したことがありませんが…面白そうな講座がたくさんありますよ。
アクセス
〒103-0022 東京都中央区日本橋室町1-6-2 日本橋室町162ビル1F・2F
TEL)03-3516-3931 (1Fショップ直通03-3516-3933)
FAX)03-3516-3932
無料巡回バス メトロリンク日本橋で東京駅から5分「地下鉄三越前駅」バス停すぐ
営業時間
10:30〜19:00
定休日
12月31日〜1月3日
まとめ
現在わたしは掻き集めてきたパンフレット類を眺めながら、ニマニマ旅計画中でございますが。
旅行に行く行かない別にしても、普段は手に入らないような各土地の名産品が並んでいるので、とても楽しいです。
今回は、日本橋の3ヶ所をご紹介してみましたが、他にも様々な都道府県のショップがありますので、ぜひ興味のあるところに足を運んでみてくださいね。
案外数店が近場で営業しているので、いくつかはしごするのも面白いかと。
三重テラスのように、食事スペースを併設しているところも多いです。
東京にいながら、目で舌で各土地を満喫してみてください〜
熱海ひとり旅 旅程編〜リゾート温泉でちょっとだけ行動した2日目②
熱海ノープラン旅2日目。最終記事です。
來宮神社参拝、喫茶店ボンネットでランチ、起雲閣散策を済ませたところで、もうだいたい満足 してしまった怠惰なわたくし。
本当は立ち寄り湯でもと思っていたのですが、あいにくの生理不順(ストレス由来)で予定外に生理が始まってしまい温泉どころではないポンコツ。
あーもーだるいし、お腹も痛いし、眠いし…でもまだ帰るのはもったいないし…
よし、全力でぼーっとしよ!
ということで、(どういうこと)海辺へ移動。
熱海の代名詞、サンビーチで春を満喫
ぼんやりすべく海方面へ行ったものの、なにやら素敵な景色が見えてきまして。表に出ないようにじわっと興奮。
桜!
海岸沿いに植えられた寒桜が、見頃を迎えておりました。
糸川沿いの桜が有名なんですが、残念ながらそちらはもう終わり葉桜だったので…
まさか海辺で満開だなんて思いもせず。うれしい悲鳴。
ひとしきりシャッターを切りまくり、似非カメラ小僧を気取ります。
が、しばし撮ったところでセンスの無さを痛感し、とっととぼんやりタイムに突入することにしました。
ひたすら海を眺めてみる
おばあちゃんの日向ぼっこよろしく、ベンチでぼーっと海を眺める。
風は冷たいけれど、日射しがあたたかくてひなたぼっこ日和です。
春の海は、良いですね。
喫茶店サンバードで、熱海の旅をふりかえる
ひとしきり海を眺めていたら喉が乾いてきたので、またしても喫茶店へ。
ホント喫茶店天国な熱海。しあわせです。
「サンバード」は、サンビーチからほど近い喫茶店。2階にあるので見晴らしがよく、海が見渡せます。
ロケーション最高。すごく熱海っぽい(ミーハー)。
赤い幌のレトロ感のすてきさよ…
窓が大きくて、明るい店内。ついつい長居してしまいます〜
雑誌をめくったり、景色を眺めたり、ひとしきり喫茶店タイムを満喫。
名残惜しさもありますが、翌日も仕事ゆえ、早めに帰路につくことに。
普通車でのんびり東京駅まで向かいます。時間は1時間50分ほど。
絶対座りたかったのでグリーン車に乗車しました。
また来たいな、熱海。
まとめ
疲労困憊なからだに、温泉とやさしい陽光、潮風がとても心地よく染みた2日間でした。
命の洗濯って、こういうことを言うのですね。
海辺の塩分の濃い温泉は苦手なこともあるのですが、熱海の泉質はあまり刺激が強くなく、とても入りやすかったです。
ゆるうり過ごすのには最適な場所です。
海と山とおいしいものと。東京からのアクセスも抜群に良し。
癒されたい方におすすめです。
熱海ひとり旅〜優美な「起雲閣」で大正ロマンに浸ってきた
熱海旅2日目に立ち寄った「起雲閣」をご紹介してみます〜
本当は旅程の続きとして書いていたんですが、写真がもっさりでボリューム出てしまったもので…単独でまとめました。
ちなみに前回の記事はこちら。
大正・昭和の文化財に出会える、起雲閣
ランチ後どこに行こうか悩んだ末、起雲閣(きうんかく)へ足を運びました。
來宮神社のわさわさ感にちょっと疲れてしまい、なるべく人が少なそうなところを目指した次第。
起雲閣、現在は熱海市の有形文化財となっておりますが、一体どんな施設かといいますと…
1919年(大正8年)に別荘として築かれ「熱海の三大別荘」と賞賛された名邸が基となる起雲閣。1947年(昭和22年)に旅館として生まれ変わり、熱海を代表する宿として数多くの宿泊客を迎え、山本有三、志賀直哉、谷崎潤一郎、太宰治、舟橋聖一、武田泰淳など、日本を代表する文豪たちにも愛されてきました。今は熱海市の文化財として一般公開されています。市街地とは思えない緑豊かな庭園。日本家屋の美しさをとどめる本館(和館)と離れ。日本、中国、欧州などの装飾や様式を融合させた独特の雰囲気を持つ洋館。優美な気品を醸し出すこれらの施設は、歴史的・文化的遺産として未来に継承されます。
起雲閣|観光・体験|あたみニュース - 熱海市観光協会 公式観光サイトより引用
「海運王」とよばれ政財界で活躍した内田信也氏の別荘として建てられたのがはじまり。次に現在の東武鉄道創設者であり「鉄道王」の異名をもつ根津嘉一郎氏の手に渡り増築。
1947年からは旅館「起雲閣」として営業をはじめた、という変遷だそうです。
施設案内 起雲閣|熱海市公式ウェブサイトより画像引用
昔のお金持ちってのはすんごいもんで、贅を尽くした部屋部屋に思わず溜息…
麒麟の間
目に飛び込んでくるのは、ハッとした目の覚めるようなあざやかな壁。
麒麟の間の壁は群青色に塗られています。群青は高貴な色とされており、特別な一室だったそう。
大鳳の間
紫紺というのでしょうか、群青よりも赤味のある紫がかった壁色です。麒麟の間よりも少し落ち着いた雰囲気です。
3月4日だったので、お雛様が飾られていましたよ。
玉姫
ここからの洋風建築がまたすごいのなんの。
玉姫〜金剛までの洋館は2番目の家主、根津氏の時に建設されたそうです。
日本の寺社に見られるような格子天井と、アールデコ、中国風装飾を織り交ぜたデザインのダイニングルーム。
手とお金の掛けようがはんぱではないことが、容易に想像できます。ごくり。
ガラス張りサンルーム。天井にもステンドグラス。
床のモザイクタイルは、京都の職人さんに特注したものだそうな。
寒い日は底冷えがするとのことでしたが、幸いこの日は日差しが暖かくて心地よかったです。
朝ドラ「花子とアン」の撮影にも使われたそうですよ。観ていたはずなのに、全く記憶がありません。そんなもんです。
玉渓
中世英国のチューダー様式がベースデザインになっているという、暖炉の間。玉渓。
旅館時代は、玉姫〜玉渓がスイートルームとして使われていたとか。
金剛
大きな窓から日が射し込む、美しい応接間。暖炉もあります。
その奥には浴室が〜
「ローマ風浴室」
こちらも、映画等の撮影に使われているらしいです。
これが個人の別荘だったというんだから…おかねもちこわい。
孔雀の間
さてさて、ぐるっと巡って参りまして、また和風建築の方に戻ってきました。
旅館時代に客室として利用されていた「孔雀の間」です。
麒麟、大鳳同様に壁が均一の色で染められていますが、ここはレンガ色。温かみがあり、居心地良く感じます。濃色は落ち着かないからね…
作家、舟橋聖一はこの客室がお気に入りで、よくここに宿泊して執筆活動をしていたんですって。
喫茶室やすらぎ
ひととおり巡り終え、かつてはバーだったという喫茶室「やすらぎ」で小休憩。
アールヌーヴォー調のランプや鏡が格好良い。
落ち着いた大人の雰囲気の喫茶室はとても居心地が良く、庭園を眺めながらゆっくりお茶をいただきました。
喫茶のお姉さんがとても素敵な方で、それにも癒やされました。
庭園
お茶をし終えたら、庭園を散策します。
サンルームは、外から見ても様になります。
静かで、熱海の町中にいることを忘れてしまいそうになります。
施設情報
■開館時間
午前9時〜午後5時(入館は午後4時30分まで)
喫茶室は午後4時まで
■休館日
水曜日(祝祭日は開館)
12月26日〜30日
■入館料
大人510円/高校・中学生300円/小学生以下無料
■アクセス
湯〜遊〜バス「起雲閣西口」バス停
熱海駅より相の原団地・笹良ヶ台循環バス「起雲閣前」バス停
■駐車場
普通乗用車37台
まとめ
まったく専門的知識はありませんが美しい建物を見るのが好きなので、個人的にはとても心躍る場所でした。
訪れている年齢層も大人の方が多いので、ゆっくりと落ち着いた時間を過ごせると思います。
観光地の喧騒に疲れたら、足を運んでみてはいかがでしょうか。
熱海ひとり旅 旅程編〜リゾート温泉でちょっとだけ行動した2日目①
熱海2日目は快晴!
早く就寝したくせに朝寝坊をかまして、朝食ぎりぎりの時間に起床。
食いっぱぐれだけは嫌〜っと、大慌てで着替えもせずクチャクチャの浴衣にすっぴん、ひっつめ頭で食堂へ駆け込みました。
とんだお目汚しで、本当に申し訳ない気持ちでいっぱい。
年齢とともに、どんどん恥じらいとかそういうものを失っている昨今。女子力ってな何ですか。
でもご飯はおいしい。金目鯛の干物最高です。
さて。お腹がくちくなったところで、いざお出かけです。
唯一の目的、縁結の神様「來宮神社」
さすがに2日目は少し活動しましょう。
10時にチェックアウトし、そのままホテルで荷物を預かってもらったら出発。
ホテルからぷらぷら歩きながら、20分ほどの道程。來宮神社を目指します。
御神木に癒やされながらゆっくり参拝して、御朱印をいただきました。
樹木って偉大だわ…と浸りつつ繁華街をぶらぶら。
レトロな町並みを散策。
昭和の香りがする、熱海銀座。
こういう雰囲気、すこぶる好みです。
まるでタイムスリップ。老舗喫茶店ボンネット
朝ごはんもしっかりたべたけれど、もちろんお昼もちゃんと食べます。
喫茶店まとめでも書きましたが、文豪も愛した名店。ボンネット。
ハンバーガーとコーヒーのセット800円。
ここホント最高でした。こういう喫茶店をもとめているんです〜
普段あまり飲みませんが、コーヒーもすごくおいしい。
ゆるゆると過ごしつつ、この後の予定を全く決めていなかったので、コーヒーを片手にしばし思案。
平日にも関わらず、來宮神社が予想以上に混雑していたので、人が少ないところにいきたいなぁ〜っと。
置いてあった雑誌をめくりながら、MOA美術館 、伊豆山神社…と候補を考えます。
こういう時間も、喫茶店だと贅沢に感じますね。
本とスマホとにらめっこしつつ、悩んだ末、起雲閣へ行くことにしました。
今回のルート
來宮神社〜ボンネットへ。
坂道を下り、徒歩約14分。道もわかりやすく、天気が良いと熱海銀座の散策も楽しいです。
熱海の旅、続きます〜
熱海ひとり旅〜樹木の神様に出会いに、本州最大の楠のある來宮神社へ
先日の熱海旅、完全ノープランではありましたが、ここだけは行こう!と思っていた場所があります。
それが「來宮神社」(きのみやじんじゃ)です。
最近は縁結びのご利益があるとかで、若い女の子たちも沢山お参りにきていましたよ。
緑が多く、訪れるだけで癒やされるところでした。今回は、そんな來宮神社をご紹介してみたいと思います。
来宮神社
ご由緒
古くから来宮大明神と称し、熱海郷の地主の神であって来宮の地に鎮座し、来福・縁起の神として古くから信仰されています。
おおよそ、今から1300年前、和銅三年六月十五日に熱海湾で漁夫が網をおろしていたとき、御木像らしき物がこれに入ったので、不思議に思っていると、童子が現れ『我こそは五十猛命である。この里に波の音の聞こえない七本の楠の洞があるからそこに私を祀りなさい。しからば村人は勿論いり来るものも守護しよう。』と告げられ、村民達が探し当てたのが、この熱海の西山の地でした
もともとこの土地は、地主神「来宮大明神」として信仰されていたようですね。
そこに現在の御祭神が祀られていって、現在のような形態が出来上がったのでしょう。
御祭神
大巳貴命(オオナモチノミコト)…営業繁盛・身体強健の神
日本武尊(ヤマトタケルノミコト)…武勇と決断の神
五十猛命(イタケルノミコト)…樹木と自然保護の神
(ご由緒、御祭神オフィシャルサイトより引用 御祭神縁起 ■ 來宮神社)
ネットで調べると、縁結びのご利益がすごい!といった情報が出てくるんですが…
不思議なことに、御神徳にはないんですよね。その説、どこから出たのかしら…?大巳貴命=大国主大神だから??
疑問をいだきつつ、いざお参りへ。
熱海は意外と坂道が多いです。
わたしは、泊まっていたホテルから徒歩で向かったので、方角的にはサンビーチのあたりから北上していった格好。
ふうふう言いながら坂道を登り、トンネルを抜けると鳥居が見えてきます。
第二楠
鳥居をくぐったすぐ右手に大きな楠木があります。
御神木の第一楠と並び、第二楠と呼ばれています。中は空洞になってしまっていますが、まだまだ現役。青い葉を繁らせた立派な大樹です。
ご本殿
朱塗りの柱が美しいご本殿。
手前にあるのは、落ち葉で描かれたハート♡型。
自撮り用のプラカードやカメラスタンドが設置されていたり、随所に若い女子に受けそうな工夫がなされていましたよ。
境内のカフエもおしゃれだったし、昨今の神社ってすごいんだなぁ。
御神木の大楠
そしてそして。來宮神社での個人的メインはこちらです!
樹齢2000年を越える御神木の大楠。
本州一の大樹で、国の天然記念物にも指定されています。
オフィシャルサイトによると、古く、この樹は神様をおろすよりしろ、「ヒモロギ」だったそうです。
江戸時代末期までは「来宮」は「木宮」と記されており、御神木自体を神聖視してお祀りしていたことがうかがえます。
現在左半分の幹は失われていますが、それでも溢れ出る生命力といいますか。命のエネルギーみたいなものをびしびし感じます。
神様の宿る木と言われて、すごく納得。
願い事を心に唱えながら右回りに一周すると願いが叶う「心願成就」と、
同じく右回りに一周すると、寿命が一年伸びるという「健康祈願」の御神徳があると言われています。
あまりご利益とかパワースポットとか囃し立てるのは好みませんが、確かに、御神木に近づくだけでリラックス出来るし、いい作用をいただけそうです。
トトロの森みたいだね〜と話しているおじいちゃん達に同感。
景色にも、おじいちゃんたちにも癒やされる…
摂末社
来宮稲荷社
参道の左手に鎮座する社。いわゆるおいなりさん。
京都の伏見稲荷から勧進されたお社。宇迦御魂神をお祀りしています。
立ち並ぶ鳥居もまだ新しく、きれいなお宮です。
來宮弁財天
ご本殿の右手にある弁天様。小さい橋を渡った先にお社が建てられています。
開運出世の神様として崇められています。
三峯神社
写真を撮り忘れてしまったのですが、第二楠の隣に鎮座しています。
埼玉県秩父市にある、日本武尊が創建したと言われる神社です。神使が狼なことで有名ですね。
来宮神社に祀られたのは昭和の初期。御祭神は伊弉諾尊、伊弉册尊。
アクセス
最寄り駅は来宮駅。約400メートル、徒歩5分程。
熱海駅からもまぁまぁ距離がありますが、徒歩でいけます。約1.5キロ、徒歩19分。
町並みを楽しみながら、向かうのもよろしいかと。
まとめ
5年ぶりくらいに参拝しましたが、自撮り用のフォトスタンドがあったり、オシャレなカフェがあったりと、若い世代を呼び込む工夫が見られました。
どんなに素晴らしい神社でも、やっぱり人がお参り(観光ではなく)に来ないと寂れてしまいますからね。
かわいい女の子たちが、お参りして境内が賑わっている様はとてもステキな光景でした。
時代の流れを取り入れつつ、2000年を超える命をさらに先へ、大切につないでいけることは奇跡のようなことです。
ストレスフルでへろへろな時にお参りできて、ありがたいなぁとしみじみ思います。
また、元気がなくなったときに訪れたい癒やしの場所でした。
熱海ひとり旅 旅程編〜リゾート温泉でひたすらなにもしない旅1日目
先日、熱海の喫茶店について書きましたが、旅程もまとめてみます。
特筆すべきことは何もありませんが…
温泉入って、ご飯食べて、喫茶店はいって、海見てまた喫茶店いって…という、だらだらしきりの2日間。
まぁのんびりしてきたよ、という事で。ゆるりとお付き合いくださいませ。、
こだまで、雨の熱海へ
連休初日は商品買付に行かねばならなかったので(休日出勤) 、午前中は取引先へ立ち寄り、その後急ぎ東京駅へ。
13時26分発のこだま659号に乗り込み、一路熱海へと向かいます。
チケットはスマートEXで事前予約。自由席なら当日どの電車に乗ってもOK。
ネット予約しておけば、手持ちの交通系ICカードだけで改札を通れるので超〜便利。
最近の新幹線旅では、毎回お世話になってます。
熱海駅に着いたのは、14時12分。所要時間は40分程。
天気はあいにくの雨。
ホテル予約しかしておらず、全くノープランで来てしまったので、まずは情報収集と予定組みをすることに。
改札を出た右手側、商業施設内「ラスカ熱海」内にある観光案内所で、地図やイベント情報などのビラをいくつか入手。
雨脚も強くなってきたので、チェックインまで駅近のカフェへ避難することに。
CAFE KICHIで雨音を聞きながら、一人プランニングタイム。
今回の旅は時間が限られてしまったので、いつも以上に「詰め込まない」のが目標です。
候補地はこんな感じ。
・サンビーチ散歩
・喫茶店めぐり
・来宮神社
・起雲閣
明日は天気も良さそうだし、だらっと散歩旅だな〜などと。位置関係を確認しつつ、なんとなく予定を組んでみます。
結局、具体的には何も決めないまま、ひとまずプラン立ては終了。
ホテルに向かいました。
全室オーシャンビュー!温泉と夜景を満喫
今回お世話になったのは、ウィスタリアンライフクラブ熱海。
熱海にはオシャレなリゾートホテルもたくさんありますが、直前の予約だったので一人部屋が空いているホテルが少なく…
正直、建物は古くて廊下は寒かったです。しかし清潔に保たれており、申し分無し。
そして部屋が広い。バス・トイレも別。ちなみに部屋のお風呂には温泉が出ます。
でもって全室オーシャンビュー。
残念ながらの曇天ですが、潮風が心地よい。
昼間から温泉に入って早速メイクを落とし、部屋でのんびりまったりすごします。
そりゃもう全力でダラッダラと。
夕飯は、和食膳と金目鯛の煮付け。写真はヘッポコだけど美味でした。
食事のあとにもう一度温泉に入り、バルコニーからの夜景を楽しんでみたり。
片手にほうじ茶は、さすがにしまらない絵面だなぁと思いながら。ひとり時間を満喫します。
午前中仕事してから来たせいか、早い時間から睡魔におそわれ…
翌日に向けて、早めにおやすみなさい。