1泊2日でどこいく?

公共交通機関のみで行く、ひたすら地味なゆるひとり旅

妄想旅プラン〜高野山

お久しぶりに、妄想旅プラン。

以前やってみた金沢旅、考えるのが非常に楽しかったもので。今回は高野山で、プランニングしてみました。

予想以上にルート候補があって、長い記事になってしまいましたが。

お付き合いいただけたら幸いです。

 

いつか昨年のリベンジをしたいな〜と目論みつつ…

 

 

天空の聖地「高野山

高野山和歌山県北部に位置する、弘法大師空海が開山した真言宗の聖地。

「天空の聖地」の呼び名の通り、1000メートル級の山々に囲まれた、標高約800メートルに広がる一大宗教都市です。

現在でも多くの寺が存在する、修行の地でもあります。

  

 

まずは大阪へ!

さすが「天空の〜」と称される通り、高野山は山の中ですので。その道程は容易ではありません。

聖地は、なかなか簡単には行けないわけですね。

 

高野山和歌山県にありますが、旅の入口は大阪。

南海高野線なんば駅」もしくは「天下茶屋駅」から、下図の緑ラインをたどって、高野山を目指していきますよ。

 

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と、いうことで。

まずはじめに東京→大阪のルート4種を比較してみたいと思います〜

 

①飛行機で伊丹空港

 空路ひとつめ、伊丹空港こと大阪国際空港へ飛ぶルート。

 

羽田空港から伊丹空港へ、JALANAが就航しています。

各航空会社、6時台〜19時台まで1時間に1本ずつ便があります。(19時台のみ2本ずつ)

フライト時間は1時間5分と早いところも魅力◎

価格は予約時期や出発時間で大きく変動しますが、55日前最安値で片道7550円〜標準価格で16000円くらいのようです。

 

 空港からのアクセス

伊丹空港からは、リムジンバスでなんば駅へむかいます。

始発7時45分〜最終21時20分まで。毎時3本ほどバスが出ています。

伊丹空港なんば駅の所要時間は、30〜35分。

価格は大人640円、子供320円。

券売機でチケット購入も可能ですし、関東の交通系ICにも対応しているようです。

 

www.okkbus.co.jp

②飛行機で関西国際空港

続いて空路ふたつめ。関西国際空港利用。 

 

成田空港から、ジェットスターかピーチを利用します。

羽田→関空の便もありますが、伊丹利用に比べてメリットがないので割愛しました。

  

成田→関空までは、1時間40分〜50分。

料金は55日前最安値で5420円〜9500円くらい。

便数は1日6便(ピーチ2、ジェットスター4)と多くはありませんが、価格面ではやはりお得感が高いですね。

しかし、前便の到着遅れによる遅延などが発生しやすいため、時間は予定通りにはいかないかもしれません。

 

 

  空港からのアクセス

関西国際空港からは、南海高野線なんば駅より近い、同線天下茶屋駅へ向かいます。

関西空港駅から、南海空港線空港急行で42分。価格は920円。

 

南海空港線有料特急「ラピート」等に乗ると、36分で着きます。こちらは指定席で1420円。

特急ラピートの特急券は、南海電車主要駅、泉北線各駅(深井駅を除く)、南海国際旅行主要営業所、全国主要旅行代理店、で購入可能。

空席があれば当日券売機で購入できるようですが、事前手配が無難そうですね。

 

 ③新幹線で新大阪へ

陸路その1。新幹線で東京から新大阪へ。

「のぞみ」の所要時間は2時間30分。指定席運賃は14250円。

「ひかり」は2時間57分、13940円。

自由席であれば、どちらも13620円で乗車可能です。

 

乗車時間は飛行機よりも長いけれど、空港までの移動などを考えると実質時間的優劣はあまりなさそうですね。

新大阪からのアクセス

新大阪からは、御堂筋線なんば駅へ向かいます。

所要時間は24分、280円。

 

新幹線の強みは、なんといっても駅到着後にすぐ動き出せるところ。駅〜駅へ移動もスムーズです。

 

昨年わたしはこのルートで行きましたが、超絶方向音痴でも迷うことなくたどり着けましたよ。

ただ、御堂筋線から南海線ホームはやや離れているので、移動するのに時間がかかります。乗り継ぎには、少し余裕をみておくのが安心ですね。

 

 

④夜行バスでなんばへ

陸路2つめは、夜行高速バス。

道中体のしんどさはあるものの、仕事後に出発できるので、休み少ない族の強い味方。

 

東京駅もしくはバスタ新宿から、なんば駅前へ。

(3列独立シート、トイレ有、WiFi有、充電有。で検索)

価格は6500円〜13900円

所要時間は8時間30分〜9時間30分くらいですが、寝ながら行けるので、夜乗って朝つく感じですね。

出発時間は様々ありますが、22時40分頃〜24時頃。

遅めの出発でも、朝8時30分頃にはなんば駅に到着します。

 

時間は1番かかるけれど、東京から直でなんば駅にいける点が魅力ですね。

 とにかく価格重視な場合は、4列シートを選択することも可。4000円位〜なんばまで行けるようです。

 

 

いよいよ高野山へ 

 さて。大阪、南海高野線の駅にたどりついたら、高野山に向けてすすんでいきます。

 

 なんば駅(もしくは天下茶屋駅

↓(南海高野線急行)

橋本駅

↓(南海高野線各駅停車)

極楽橋駅

↓(高野山ケーブルカー)

高野山

 

っといったルートをたどります。

タイミングが合えば、橋本駅での乗継なしで極楽橋まで行ける電車もあるみたい。

 

 普通列車を利用

南海線内 870円、ケーブルカー390円。計1260円

発車時刻によってだいぶ差が出ますが、なんば→極楽橋の所要時間は約1時間40分〜約2時間。ケーブルカーは約5分。

合計すると、なんば〜高野山駅までおおよそ2時間〜2時間30分かかります。

 

軽く書いてますが、のぞみに乗ったら東京から京都についてしまう…^^;

 

 

特急「りんかん」「こうや」を利用

「りんかん」は、なんば〜橋本までを、「こうや」は、なんば〜極楽橋までを、それぞれつなぐ特急列車です。

 

「りんかん」の特急料金は510円。橋本で普通列車に乗り換える必要がありますが、6分の時間短縮。高野山駅までの交通費計は1770円

「こうや」の特急料金は870円。極楽橋まで乗換なしで行けるため、約30分短縮できます。高野山駅まで2130円

 

とは言え、日中はほぼ「こうや」がメインで運行しているので、旅行で行く場合には早朝と夕方に走る「りんかん」を利用する可能性は低いかも…

 

仮に、なんば駅から「こうや」を利用すると、1時間30分程高野山駅に到着できます。

 

ラピート同様、りんかん及びこうやの特急券は、南海電車主要駅、泉北線各駅(深井駅を除く)、南海国際旅行主要営業所、全国主要旅行代理店で購入できます。

 

 

www.nankai.co.jp

 

特別列車「天空」を利用

橋本駅高野山駅を走る特別列車に、「天空」があります。

 

この記事を書く中で、調べていて1番テンションが上がったのが、実はこの「天空」でした。

こちらに関しては時間を短くという概念ではなく、電車旅自体を楽しむというのがコンセプトのようです。

ものすごく乗りたい…!! 

 

座席指定券は大人510円、小児260円。高野山までは1770円になります。

 橋本〜極楽橋まで、乗車時間は約45分。

天空を利用した、なんば〜高野山までの所要時間は約2時間5分〜2時間15分となります。

 

運行日

【3月〜11月】水曜日・木曜日を除く毎日
 ※ただし水曜日・木曜日が休日の場合は運行
【12月〜2月】土・休日のみ
 ※年末年始(12月30日〜1月3日)は運行
運行本数

【3月〜11月の土・休日】1日3往復
【3月〜11月の平日 / 12月〜2月の土・休日】1日2往復

 

個人予約の場合は、電話受付で。

フリーコールで、希望日、人数、時間を伝えて予約を取るシステムです。

希望乗車日の10日前〜前日まで、空席があれば予約可能。

 

橋本駅ホーム上の引渡カウンターにて、乗車時間40〜10分前に指定席券を受け取ります。支払い方法は現金のみ。

 

ちなみに!

4両編成のうち、2両が指定席、残り2両が自由席。

指定席車両への移動はできませんが、自由席であれば通常運賃だけで、予約無しで乗車可能だそうです。

 

でも、席か取れるなら指定席に乗りたい!

 

www.nankaikoya.jp

 

 

まとめ

長々と比較してみましたが…いやぁ、高野山とおいですね…

高野山駅から山内の中心までもこれまた距離があるので、更に10分程バスに揺られマスに揺られます。

短く見積もっても、東京から5時間ちょっと。

何に重きをおくのかで、移動手段の選択は変わってきそうです。

 

時間や利便性重視なら、

①キャリア利用伊丹空港+特急こうや

②新幹線+特急こうや

 

価格重視なら

①夜行バス+普通列車

LCC+普通列車

、っという感じでしょうか。

 

個人的には、大阪〜高野山へは是非とも「天空」を利用したいです。

 

 

また、交通の便が悪いからこそ、高野山内では宿坊に泊まってゆっくり過ごしたいもの。

勤行に参加したり、説法を聞いたり。

大師教会ではお写経やお授戒体験もできます。

日常から離れて、普段は経験できない特別な時間を過ごしましょう。

 

せっかく修行の地にお邪魔させていただくのですから。真言密教について、また弘法大師さまについて、勉強してから向かいたいですね。

 

金剛峯寺のサイト、丁寧に解説がされていて読み応えがありますよ。

是非ご覧になって見てください。

www.koyasan.or.jp