2019年12月金沢ひとり旅2日目①〜喫茶店モーニングからの21世紀美術館
旅中よくあることですが、早起きできず。金沢2日目は、おそめのスタートと相成りました。
いわゆるモーニング価格ではなく、ふつうにコーヒーとトースト代でお支払いするシステム。
東出ブレンドと、トースト(バター/ジャム)をいただきました。たしか、両方で700円くらいだったかと?
常連さんも多いようで、朝から賑わっていました。
人気のお店なのでゆっくりしにくいのが難点かも…
尾山神社
前日の夜はライトアップを見に寄っただけなので、改めてお参りに。
日の下でみる神門は、まったく雰囲気が違います。
てっぺんのトンガリは、日本現存最古の避雷針なんですって。
ちなみに、こちらの門は重要文化財に指定されています。
天気もよく、この日に沢に来られたことを感謝して。ご本殿にもご挨拶してきました。
21世紀美術館
この旅の楽しみのひとつでもあった美術館。
近年、当初の予定よりも入館者がどんどん増加しており、設備が追いついていないそうで。増客に対応するために2020年2月3日まで休館中です。
休館直前、滑り込むように行ってきました。
まず建物自体がアート作品。
SANNAという建築家ユニットの設計で、円形のガラス張りの建物の中が部屋分けされています。迷路みたいで、方向音痴泣かせの素敵な建物です。
後ろ側の入口から入ってしまったので、チケット売り場にもたどり着けなかったという…
作りと雰囲気は素晴らしい。
のですが、正直思っていたのとちがうというか…いろいろとうーんっという感じ。
っというのも。
複数の人達が犬の遠吠えの真似をするという動画作品が、大音量で流されておりまして。
他の展示室で作品を見ていても「わおぉーん!」という、狂気的な声がずーっと聞こえてくるのです。
わたしが音に過敏なのかもしれませんが…まったく気にならない人はいないと思う…
こんな大きな音が出る作品を、防音もなしに展示しているのが理解できない…
それから不満に感じたのは、お客の質の問題。
大部分の作品が撮影可なので、わたしも気になった作品をいくつかパチリしてきましたけども…
作品よりも「美術館に来ているわたし」を撮影する人達が多くて。
見たい人がたくさん待っているのに、満足行くまで長々と撮り続けるお嬢さん方とかね。SNSにでもあげるんでしょうけど、迷惑でしかないのです。
待てばいいだけなのはわかりつつ、 短気ゆえ、もういいや〜っとなってしまい。一番有名であろうプールはろくに見ずに退散してきました。
一方で、タレルの部屋はほとんど人が来ず。
映えないからでしょうか。長居する人もほとんどいなくて、思う存分ぼんやりと過ごしてきました。
天窓のようになっているのですけども、大きすぎてカメラに収まりきっていない上に曇天なので、なにがなにやらですね…
2018年に行った直島の地中美術館がとてもよかったので、こちらにも期待して来ましたが…
残念というか、全体的に満足度は低めです。
美術館好きな方には、全力で瀬戸内をおすすめします。
時間予約制なので、館内が混雑することも少ないし。細部に渡ってこだわりが行き届いていて、満喫できると思います。
21世紀美術館は立地が良いので、沢山の人が訪れますから。瀬戸内の島と比較するのは酷かもしれませんけど。
撮影可なのはもちろん嬉しいことだけど。純粋に展示を楽しめないのであれば禁止にしてもいいと思うなぁ。
とりあえず、改装後の対応を期待します。。