2018年9月奈良④ 奈良と言えば〇〇?
奈良と言えば、大仏!
そう思い浮かべる方も多いと思います。言わずと知れた、東大寺大仏殿の廬舎那仏像。本当に見事ですよね!
わたしも大好きで、春日大社のあとにお参りに行こうかな〜と思ったのですが。
多くの人々を魅了するってことは、つまり人がたくさん集まるわけで…
春日大社から、東大寺方向へぞろぞろと人が歩いていくのを見て、人混み嫌いが発動。
今回の旅では、参拝を諦めたのでした。
奈良と言えば「かき氷」!?
ここ数年、大ブームになっているかき氷。
この夏、有名店では数時間待ちが当たり前、開店前に整理券終了もザラという恐ろしい流行りっぷりでしたね〜
そんなかき氷を愛する人たちの間で、奈良が「かき氷の聖地」と呼ばれていることをご存知でしたか?
と、いうのも氷の神様がいらっしゃるからなんです〜
わたしも、翌日に興福寺で行われる「ひむろしらゆきまつり」に備えて、お参りしてきました。
氷室神社で、氷の神様にご挨拶
絞りオートにしたら変な色になった…
氷室神社のご祭神は三柱。
闘鶏稲置大山主命(ツゲノイナギオオヤマヌシノミコト)
大鷦鷯命(オオササギノミコト)
額田大仲彦命(ヌカタノオオナカツヒコノミコト)
闘鶏稲置大山主は、『日本書紀』にその名が登場する都祁(ツゲ)の地をおさめていた地方豪族。大鷦鷯命は、第十六代天皇仁徳天皇の別名。額田大仲彦皇子は、仁徳天皇の異母弟。
三柱の関連を示すのに、こんな説話が残っています。
額田大仲彦皇子が都祁へ狩猟にお出かけになった時に、野原の中に洞穴のようなものを見つけられました。
「あれはなにか?」と問うたところ、その地の豪族であった闘鶏稲置大山主が「あれは氷室でございます」とお答えになりました。
氷室の構造と氷の保存方法を知った額田大仲彦皇子は、その氷を仁徳天皇(大鷦鷯命)に献上され、天皇は大変よろこばれたんだそうです。
神社としての興りは、第四十二代元明天皇の御代。
710年に勅命が出され、翌711年6月1日に献氷の勅祭が執り行われました。以来、都が遷都されるまで70年余、朝廷に氷を献上し続けていたそうですよ。
三柱とも初耳の神様方でしたが、献氷に携わった方々を神格化して祀ったのがはじまりなのですね。
(各ホームページ参考にいたしました)
わたくし、かき氷好き〜なんていう浮ついた理由で訪れましたが、調べてみると平城京とともに発展した、歴史のある神社でございました。
が、浮ついてても良かったの?と思わせるものを発見してしまいました。
なんと、境内でかき氷が食べられるのです。その名も「献氷参拝」!
社務所に初穂料を納めてかき氷をうけとり、拝殿の前にお供えして自動祝詞装置のスイッチをオン!その後、お供えしたおさがりを頂くという参拝システム。
す、すごい〜!
ハイテクなのかローテクなのか。滲み出るローカル感がたまりませんね。
先にかき氷を食べていたのでわたしは頂かなかったのですが、神様のおさがりの氷なんて、こちらでしか味わえないでしょうね。
次の機会にはぜひ挑戦してみたいと思います。
もうひとつの名物。奈良と言えば、吉野葛
忘れちゃいけない、奈良と言ったら葛です!
他にも名物はたくさんありますけれど、吉野の本葛は全国的にも有名ですよね。
老舗で頂いてまいりました〜
東大寺門前夢風ひろばにあります、「吉野本葛 黒川本家」へ。
葛切りでございます〜
つるつるで、ぷるぷるで、もっちもち!
これが本物かー!と感動しながらいただきました。わたしが今まで食した葛切りって、何で出来ていたのかしら。やっぱ馬鈴薯なのかな…
天極堂で葛餅をいただいたときにもかなり衝撃的でしたけど、この葛切りも相当です。
黒蜜も、お干菓子も、加賀棒茶も全部おいしくて、至福のひとときをすごしました。
葛、はまりそうです〜
- ジャンル:郷土料理(その他)
- 住所: 奈良市春日野16 ふれあい回廊 夢しるべ風しるべ
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- (写真提供:はらぺこ〜あおむし)
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改めて振り返ってみると、朝昼ろくに食事せずにおやつばっかり食べてましたね。
そのかわり?夕飯はしこたま食べてきました。笑
近鉄奈良駅そばのイタリアン、「ニーノ」さんへ。いつもどおり写真は1枚もありません…すみません…
陽気なマスターと、可愛い女性スタッフさんたちが、とっても素敵レストランです。常連のお客さんともお話しながら、楽しい食事をさせてもらいました。
アットホームな雰囲気で、ひとり入店でも楽しく食事ができるのでオススメですよ。わたしも是非またリピしようと思っております。
パスタやリゾット等、レギュラーメニューをハーフにしてくださるのも嬉しい点です。
でもそもそもの一人前がボリューミーなので、ハーフでもかなりガッツリありました。県外のお客さんにはデザートサービスするよ〜た言ってくださったんですが…満腹すぎていただけず。
次は、もっとちゃんとお腹と相談しながら注文しよう。笑