1泊2日でどこいく?

公共交通機関のみで行く、ひたすら地味なゆるひとり旅

2018年9月奈良③ 奈良公園で鹿まみれ。三条通り〜春日大社

三輪から、奈良駅へ戻って参りまして。

駅のコインロッカーから荷物を出し、ホテルに預けて再出発です。この旅では三条通り沿いにあるワシントンホテルプラザに宿泊しました。

JR、近鉄どちらの駅からも徒歩圏内。リースナブルで便利なお宿でしたよ〜


washington.jp

 

身軽になって、奈良公園を目指します。

 

 

三条通りをぶらりする

奈良公園周辺には東大寺春日大社興福寺といった、有名どころか集中しています。

JR奈良駅から向かう場合はまあまあ距離がありますので、バスやタクシー利用が便利ですが。もしも余力のある方は三条通りをぶらつきながら行くのも楽しいと思いますよ。

色々なお店が立ち並ぶ、生活と観光がいい感じに混じり合っている通りです。

 伊勢の記事で書いた雑貨店「日本市」とか、お餅の早突きで有名な「中谷堂」なんかも、ここ三条通り沿いにあります。

 

 

そう言えば、朝ごはんもろくに食べていなかったわ、ということで。堀内果実園さんで一休みすることに。

堀内果実園

食べログ 堀内果実園

ドライフルーツは買ったことがあるけれど、イートインははじめて。店内もスタッフさんもかわいいよ〜

女性は好きな方が多いテイストだと思います。

 

フルーツサンドを食べようと思っていたはずなのに、衝動的にかき氷を注文してしまった不思議。

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どうしてこんな不味そうにしか撮れないのか…

 

いちごいちじくミルク氷をいただきました。

さすがフルーツ専門店!いちじくがトロットロ!

フワフワ系氷なので、果実が負けていません。中のクリームも甘すぎなくておいしい。最高においしい。

 

隣席のカップルさんがフルーツサンドを食べていて、やっぱりとてもおいしそうでした。次回絶対フルーツサンドいただこう。

 

 

創建1250年!世界遺産春日大社

お腹も満たされて、向かったのは春日大社

駅〜春日大社一の鳥居までは約1.5キロ。大きい鳥居前で、わーい着いた〜!と思っても、ここから先がまだまだ長い!笑

本殿までは更に1.4キロ。広くて長い、参道を進んでいきます。

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 大きな木々が立ち並ぶ、歴史を感じる参道です。

この辺りまでくると、奈良名物(?)の鹿がわんさといます。

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鹿が手厚く保護されているのは神様のお使いだから、というのは有名な話ですよね。

 

じゃあ誰のお使いか?っと言いますと。

武神であり、大国主大神に国譲りをもちかけた神様。武甕槌命タケミカヅチノミコト)です。

武甕槌命は、現在の茨城県にある鹿島神宮から、遠く奈良へ白い鹿に乗っていらっしゃいました。

 

神意を伝えるためにはたらく動物(または想像上の生物)を神使(シンシ)とかご眷属と呼びますが、武甕槌命のそれが鹿なのですね〜

 

そんな神使の鹿さんたち、人馴れしていますがあくまで野生ですので、ふれあい方にはご注意くださいませ。 

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 ようやく二の鳥居。日本人より外国の方が多いような…

 

この先にある鹿の手水所がとにかく大人気で、自撮りしたい人達で大混雑していました。

手水所に近寄れないし、祓戸神社前もワサワサ人がいて通れないし、参拝前のお清めが出来なくてちょっとうんざり…

 

その混雑の割に特別参拝する人は少なく、中に入ってからはのんびりお参りできましたが。かえってラッキーということで。

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春日大社には、四柱の神様が祀られています。

 

武甕槌命タケミカヅチノミコト)

先に挙げた、茨城県鹿島神宮より招かれた武神。

 

経津主命 (フツヌシノミコト)

千葉県香取神宮の御祭神。剣を神格化した神様で、『日本書紀』の国譲りの神話に、武甕槌命とともに登場します。香取・鹿島神宮利根川を挟んで鎮座していることから武甕槌命と関連付けられることが多いとか。やはり武神として信仰されています。

 

天児屋根命比売神アメノコヤネノミコト・ヒメガミ)

大阪枚岡神社からお招きされた神様。天児屋根命は、祝詞を司る神様です。天岩戸神話で天照大御神がお出ましになるよう祝詞をあげたとされています。比売神様は、その妻神とも天照大御神を指しているとも。

 

 

藤原氏(中臣氏)に縁のある神様方が勧進されて、今の四柱が祀られるようになったと言われています。 

 

8月に鹿島神宮香取神宮を参拝していたので、その翌月に春日大社にお参りできるとは。ありがたみもひとしお。

 

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外側からお参りだけもできますけれど、特別参拝(大人500円)おすすめです。

間近で見る中門は、本当に美しく圧巻ですよ。

 

それと、御蓋山浮雲峰遥拝所へも是非。御蓋山頂上におわす四柱の神々を拝める場所です。いわば春日大社の始まりの場を拝むところ。

厳かな空気が流れています。

 

 

春日大社国宝殿

さて、お参りをした後に国宝殿へやってきました。何度も奈良に来ているけれど、春日大社国宝殿は初めて。

 

「神垣」という、光と音で神様の世界を表現したアート作品から展示が始まります。

続いて、若宮御祭りで使用される大太鼓!(ここまでは撮影OK)

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正直なところ、ちょっと記憶が曖昧になってきておりますが…2階には祭や遷宮の資料、掛軸などがあったと思います。(うろ覚え)

 

一番印象に残っているのは、1階の奥で放映されていた映像資料です。

若宮御祭りの様子、遷宮の様子、遷宮に伴う神宝の作り替えなど内容も多岐にわたりボリューミー!さらっと見るつもりが、がっつり見入ってしまいました。

 

遷宮というと伊勢神宮出雲大社が有名ですが。

春日大社遷宮の様子はあまり見聞きしたことがなかったので、大変興味深く見させていただきました。面白かった〜

 

 

 

神様のお名前の表記は公式ホームページを参考にいたしました。

世界遺産 春日大社 公式ホームページ