超絶ズボラに、アロマで偏頭痛対策してみる
関東の緊急事態宣言も、間もなく解かれそうですね。
さて長かった自粛期間、外出できないことはさほど苦痛ではありませんでした。しかし頭痛の頻度がいつもより増したのが本当にしんどかった…
生活リズムが変わることによって(なのか正しくは不明だけども)ほぼ毎日頭が痛くなりまして。月に2回くらい、丸々3日間寝込むような頭痛におそわれていました。
薬も効かない日が多く、これはちょっと人間的生活があやういぞ…っと。危機感を新たに、頭痛と付き合う上で、薬以外の方法を模索しはじめた次第です。
頭痛の種類を確認
頭痛は大きく二種にわけられます。
ひとつめは、肩や首のこりなどから起こる「筋緊張型頭痛」
ふたつめは、何らかの要因(原因は不明)で血管が拡張して神経を刺激する「偏頭痛(片頭痛)」
頭痛持ちを自覚する方の多くは、この両方を併せ持つ「混合頭痛」だと言われています。
どちらも良いものではないですけれど、どちらかというと質が悪いのは偏頭痛ではないかと。
偏頭痛の特徴
・市販薬を飲んでも効かない
・頭の半分にとくに痛みを感じる
・ドクドクという拍動に合わせて痛い
・ズキズキ、ガンガンと響くような刺激
・朝起きた瞬間から痛い
・入浴などで温まると悪化する
・吐き気を伴う
・光に敏感になる(対向車のライト、スマホの画面など)
・音や匂いにも敏感になる
・生理周期などで定期的におこる
・低気圧時におこる(梅雨、台風、飛行機)
わたしの偏頭痛の特徴はこんな感じです。
よく「痛みが出る前に目の前で光が点滅する」=偏頭痛のように言われますが、その症状(閃輝暗点)が出るのは頭痛に悩む人の2〜3割程度だそう。
つまり、チカチカ光る前兆がなくても偏頭痛はおこる。っというか、むしろ前兆がない人の方が圧倒的に多いのです。
わたしも光に過敏にはなるものの、事前症状はありません。
この閃輝暗点がひどい知人は「視界の半分以上が真っ白く光って、何も見えなくなる」らしいので、なくてよかったな…というのが本音です。
偏頭痛に効果のある香り3選
一般的にいわれる効能と、実体験を元に効果を感じたのは以下の3種類でした。
メーカーもバラバラで適当感満載ですよ。
ペパーミント
聞いたことがない方はいないのでは?っというくらいポピュラーな精油。
誰しも一度は嗅いだことのある、万人受けする使いやすい香りです。嫌いという方も少ないかと。
スッキリした清涼感の中に、ほんのり甘さを感じます。吸い込んだあとは、ホントに鼻孔がスースーします。使いすぎ注意です。
目には刺激になるので、閉じましょう。
制吐作用もあり、頭痛がひどくなったあとでも使えました◎
ユーカリ
コアラが食べるアレです。
精油では、ユーカリグロブルス、ラジアータ、シトリオドラなど数種存在しています。香りの馴染みやすさで、わたしはユーカリラジアータを選びました。
使っていないので定かではありませんが、成分や効能を見る限りユーカリシトリオドラは効果は弱そうかも。。
ミントのような清涼感がありますが、もっとシャープでスッッとします。そこにほんのり甘さというか樹木の風味が醸されます。
殺菌作用があるというのが納得できる、やや薬品ぽさを感じる香りです。
そこまで苦手な方は少ないかなぁとも思いますが、初めて嗅いだときのわたくしの感想は「なんか、ハーブって感じですね!」語彙力がないことを露呈。
ローズマリー
シソ科の植物の、葉と花から抽出された精油です。
挙げた3種の中では一番好き嫌いがわかれそう。
スパイシーという表現もされますが、すっとした刺激のある匂いの後に花粉のような甘みのある香りが残ります。これがちょいヒトクセ。
わたしはこのヒトクセがやや苦手で、嘔吐症状が出ている時は単体では嗅げません。
凡人の感想、「これもハーブって感じだけど、もっと草っぽいね!」
使い方あれこれ
ネットや本で調べると、キャリアオイルで希釈するとか。精製水と無水アルコールでスプレーを作るとか。アロマディフューザーやキャンドルを使って楽しむ方法などもよく目にします。
ふつうの家にないものばかり、あれこれ揃えるのは大変…
でもさでもさ、要は嗅げればいいんですよね!
っというわけで。
以下、超絶適当なド素人が実践している方法です。プロの方からしたら怒られるような使い方かもしれません。
①瓶から直接嗅ぐ
フタをあけてくんくん。究極のズボラです。
香りすぎると逆に具合が悪くなる恐れがあるので、ほどほどに。
オイルをミックスする方法もあります。
ユーカリ3滴/ローズマリー2滴/ペパーミント1滴の割合で、持ち歩き用に小さい遮光瓶に入れています。これはあくまでわたしの好みの配合なので、匂いを確認しながらお好きなバランスを探してみてください。
ちょっと頭痛がおこりそうかも…というときに取り出してくんくん嗅いでいます。
傍から見た図は非常にあぶない人ですね。
これは3mlの遮光瓶。精油を扱うお店で、一緒に購入することもできます。
②ティッシュにたらす
たたんだティッシュにぽたり。
ハンカチに垂らすこともできますが、シミができる可能性もあるので個人的にはティッシュを推奨。
コットンを使ってもみたけれど、たくさん染みるせいか匂いを強く感じます。ほどよく香るティッシュのほうが◎
旅行中に、ホテルの部屋でよく使う方法でもあります。
③アロマバスで全身浴
浴槽に直接投入しちゃいます。
挙げた3種のオイルは肌への刺激があるので、ミックスして入れる場合でも5滴以下に留めるのが安心です。
肌が弱い方は、入浴後に軽くシャワーを浴びた方がいいかもしれません。
④マグカップで芳香浴
お湯を入れたカップに1〜2滴。湯気を嗅いで香りを取り込みます。
陶器かガラス製のものがいいようです。
洗っても香りが少し残るので、同じカップで飲み物を飲むのは避けています。
あまり使っていないマグカップや、安価なものを専用にして使うのがおすすめです。
注意点あれこれ
・エッセンシャルオイルは直接肌につけないように
・衣類や布につくとシミになることがあります
・挙げた3種、妊娠中、高血圧、てんかんの方は使用を避けてください
・偏頭痛の時は匂いで酔うことがあるので、体調と相談しながら
・偏頭痛は、血行がよくなると悪化します。アロマバスにする場合は短時間の入浴を
まとめに
香りの効果に関しては個人差が大きく、まったく効かないことも考えられます。
偏頭痛を我慢してもいいことは何一つないので、悪化しそうなときはやはり専用薬を飲むのが1番だと思います。(わたしは薬とも相性が悪く、飲んだら飲んだで苦しいんですけどね…)
あとは冷暗所で横になり、光や音の刺激を絶ち、痛む幹部を冷やすと気休め程度は楽になります。冷えピタなどの冷却シートも気持ちいいです。
予防薬なども決して絶対的ではありませんし、今のところ完治させる治療法もないようですので、なんとかボチボチ付き合っていくしかないのです。。頭痛、つらいですね。
ちなみに。同じ植物の精油でも、メーカーによって結構香りが違います。
自粛期間中だったので、わたしはネットで適当に(失礼)選びましたが…
どこのお店でも店頭では香りを試せますので、実際に嗅いで選んでみるのが本来は良いと思います。
価格も、メーカーによって数百円〜数千円と様々。
オーガニックがいいとか、純度とか、AEAJ公認のとか。こだわる事もできます。が、こだわらなくていいとも思うのです。
危険な使い方だけ避けておけば、敷居は低い方がいいじゃないか。
おまけの話
誰もが知る有名なアロマオイル、ラベンダー。
リラックス効果が高く他の香りとの相性も良いので、一本持っているととても重宝しする精油です。
効能としては「鎮痛効果があり頭痛にきく」と言われますし、「リラックスして偏頭痛に効く」と解く方も多いようです。(ネット調べですが)
しかしこれ、頭痛持ちとしては正直うーん?な見解。
偏頭痛時は血管が拡張して神経にさわっているので、血管を収縮→血圧を上げる作用の方が理にかなっているし、実際効果も出ました。どちらかというとラベンダーは血圧を下げますからね。
しかし、そもそも混合頭痛の場合は痛みの原因も不明確ですので。筋肉のこわばりによる痛みが強く出ている場合には、効果が期待できると思います。
なので身も蓋もないけども、結局は色々試してみて、自分に合うものを選ぶのが最善なのかなと。
少しでも、頭痛に苦しむ方のつらさが軽減されますように!