2019年4月島根ひとり旅 癒しの森、八重垣神社
島根旅2日目は、松江市にある八重垣神社へ行って参りました。
出雲大社のガイドブックなどにも、必ず掲載されていますよね。縁結びの神社として広く知られており、ツアー等でも目的地の一つに組み込まれていることが殆ど。出雲大社参拝と同時に訪れる方も多いのではないでしょうか。
八重垣神社
松江駅から、バスに揺られること20分。
ヤマタノオロチから守るために、素盞嗚尊が稲田姫をこの地にかくまったのが神社のはじまりです。社名の由来になった御歌は、日本最初の歌と言われているそうですよ。
素盞嗚尊は、斐の川上から七里離れた佐草の郷"佐久佐女の森(奥の院)"に、大杉を中心に『八重垣』を造り、稲田姫を御隠しになりました。八岐大蛇を御退治になった素盞嗚尊は、ご両親の脚摩乳、手摩乳の御許しを得て夫婦となり、この佐草の地に宮造りされ、御夫婦の宮居とし縁結びの道をおひらきになられたのです。
「八雲立つ 出雲八重垣 妻込めに 八重垣造る その八重垣を」
という妻をめとった喜びの御歌から、『八重垣の宮』となりました。
御祭神は、
・素盞嗚尊
・稲田姫命
・青幡佐久佐日古命(佐草宮司先祖神)
こちらにも、4年ぶりのお参り。
わたしは出身地が氷川系の信仰なので、地元の神社にはこちらと同じく素盞嗚尊、稲田姫命、大己貴命が祀られています。
そのせいか、2回目のお参りですがなんとなく懐かしさを覚えます。
境内摂社にもお参りさせていただきまして…
やはりどこの神社でも奥の院や奥宮と呼ばれるところは空気が変わりますね。
八重垣神社の奥の院、佐久佐女の森は稲田姫を守る垣が作られた場所。また鏡の池は飲料水の他、姫がお姿を写されていたと伝わっています。
天鏡神社で稲田姫命にお参りをしましたら、鏡の池で占いをば〜
池に浮かべた占い用紙に10円か100円玉を乗せ、ご縁の運を占うというもの。
沈むスピードが早いほど(15分以内)近々に縁があり、遅ければ(30分以上)出会いはまだ先。また、手前で沈めば身近なところで、遠くで沈めば遠方の人とご縁がある
っとの意味だそうです。
薄々予想はしていたけれど、これがなかなか沈まないわけですよ…時間にしたら10分くらいだったと思うのですが、ひとりで待っているとなが〜く感じるもので…
お隣にいたご年配のグループに「お姉さん、時間かかるわねぇ」と言われる始末。
出雲大社のおみくじも散々なことが書かれていたので、今年はいろいろ多難なのでしょうか。
一般的なおみくじよりもドキドキ感が強く、一種のアトラクション(といったら失礼かしら)としてもお楽しみいただけるのではないかと。
ひとりで行ってなかなか沈まないと、ホントに居た堪れないのでそれだけはお覚悟を。笑
まとめ
八重垣神社は、やさしい空気を感じるとても居心地の良い神社です。
特に奥の院は、たたずんでいるだけで癒やされますよ。
わたしは鏡の池の占いに時間がかかったおかげで、森の美しさをゆっくり堪能できました。それも怪我の功名ということで。
八重垣神社と氷川神社に祀られているのが同じ神様、と先に書きましたが。とくに強く思い出されたのが、埼玉県の川越氷川神社でした。
「縁結び玉」や「結び風鈴」で話題になってからは、わたしも足が遠のいてしまっておりますが…やさしい空気感の神社です。久しぶりに川越いこうかなぁ。
島根の地で地元の神社を思い出すとは、予想もしていませんでしたが。
なんとなく気持ちがあたたかくなる、お参りの時間になりました。