2019年4月島根ひとり旅 はにわロードから神魂神社へ
八重垣神社の次に神魂神社(かもすじんじゃ)へ向かいました。
島根に行ったら、是非お参りしてみたいと思っていたところです。
松江駅からバスでかんべの里停留所へ行くのが一番近いのですが、本数が非常に少ないのが難点…
なので、わたしは松江駅(バス)⇔八重垣神社(徒歩)⇔神魂神社とめぐってきました。
八重垣神社から、はにわロードを歩く
八重垣神社から神魂神社へは、ハイキングコースが整備されております。その名もはにわロード。
野原道ですが、要所には看板がしっかり設置されていますし、点在する埴輪のおかげで、超絶方向音痴のわたしも迷うことなくたどり着けました。
こういったハイキングコースはグーグルマップには反映されないので、目印が多いと安心します。奈良の山の辺の道も、このくらいわかりやすくしてほしい…
雨のそぼ降る中、約2キロのウォーキング。
とても気持ちの良いところで、距離を感じずにあっという間に神魂神社に到着しました。
神魂神社(かもすじんじゃ)
「はにわ、かわいいなぁ」などとポヤついた気持ちでおりましたが、二の鳥居の前でいきなり変わる空気に圧倒されます。
なんか、すごいところに来てしまった…!
神魂神社は、天穂日命(アメノホヒノミコト)が天下って創建した、と伝えられる神社。
主祭神は、伊弉冊大神(イザナミ)、配祀神に伊弉諾大神(イザナギ)が祀られています。
現存する最古の大社造の社殿として、ご本殿は国宝に指定されているそうです。
400年以上前の建造物。歴史を感じますね。
ただ、色々と謎の残る神社のようで、ウィキペディアによると…
現在は伊弉冊大神(イザナミ)を主祭神とし、伊弉諾大神(イザナギ)を配祀するとしているが、これは中世末期ごろからのもので、それ以前の祭神は不明である。時代が下って寛文年間ごろの新嘗会祝詞には、熊野大神・大己貴命などの神名が見えるが、現在では記録上わかる範囲内で、より古いほうの説に従っている。
神魂神社 - Wikipedia より引用
ともありますし、しまね観光ナビでは …
近くの熊野大社、八重垣神社、六所神社などとともに意宇六社の一つに数えられ、何故か『延喜式』に記載されておらず、『出雲国風土記』にもない。出雲国造家とゆかりが深く、古くは国造家の私斎場的性格だったためかとも見られる。
詳細情報 - しまね観光ナビ より引用
とも言われています。
ルーツやご祭神に関しての謂れは、明らかではない部分が多いようです。
それでも実際訪れてみると、大切に祀られ、守り伝えられてきたことをひしひしと感じるところでした。
写真を撮るのも憚られるような重厚な空気が、境内に満ちています。ちょっと別世界です。
摂社にもお参りさせていただきましたが、雰囲気に飲まれすぎておりまして…正直、お参りした時のことをほとんど覚えておりません。鳥居のところで感じた「すごいところへ来てしまった!」というのを境内でも思っていたような…
わたくし、記憶力どんだけポンコツなんでしょうかね。
まとめ
神魂神社で、とても印象に残っていることがあります。
居合わせた作業服にヘルメット姿の男性(何かの工事関係の方のようでした)が、社務所へ寄られる前にまずご本殿前でお参りをなさり、帰りも脱帽してご本殿に一礼してから帰っていかれたのです。
その自然な動作を見まして、お参りって信仰って、こういうことだよなぁと。
わたしも居住まいを正さねばな、と思わされました。
自分のお参りはあんまり覚えてないんですけども…陳腐な感想より、百聞は一見にしかずっということで。
交通の便は良いとは言えませんが、出雲に行かれる機会のある方は、是非訪れていただきたいなぁと思います。