1泊2日でどこいく?

公共交通機関のみで行く、ひたすら地味なゆるひとり旅

2019年10月奈良ひとり旅2日目② 雨の吉野。脳天大神へ

首から上の守護、脳天大神龍王院

蔵王堂から下り、脳天大神へ。のうてんおおかみ、と読みますが「脳天さん」と呼ばれて親しまれているようです。

450の石段を下ってゆきます。

ホントに午後から止むのかよ〜っと愚痴りたくなるくらいびしゃびしゃと振り続ける雨。水の勢いもすごい…

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「脳天大神」変わったお名前ですけれど。

覚澄大僧正はお瀧のある修行の場所を探し求められる中、現在、大神様が鎮座されている谷がその最適の場所であると考えられ、その後、行場の開発に取り組まれることとなりますが、その最中頭を割られた蛇に遭遇され、それを哀れに思われて丁寧に経文を唱えられ葬られました。その後、その蛇が何度も夢枕に立たれお礼を言われます。最期には「頭の守護神として祀られたし」と云う霊言を覚澄大僧正は聞かれます。また、それと同時期に蔵王権現様から「諸法神事妙行得菩薩(しょほうしんじみょうぎょうとくぼだい)」と云う御霊言も授かられます。実際に形として現れてこられたのは頭を割られた蛇でありますが、蔵王堂(ざおうどう)のご本尊蔵王権現様が姿を変えて出現されたのであります。

脳天大神 龍王院より引用

 

っという由来があるそうで。

そこから、首から上の守り神として、頭や目の病気や学業成就にご利益があると言われているそうです。

 

こちらは無理に分離させず、習合したままの模様。神社なの?お寺なの?っと戸惑うけれど、神も仏も尊いとする本来の日本の信仰の形なんだろうなぁ。

f:id:momonoco:20191105231439j:plainお線香をあげて、こうして今日ここに来られたことに感謝して、お参り。

百度参り用の通路(っというのか?)が作られていたり、信仰の深さが伺えます。

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なんとも言えない不思議な雰囲気。お寺とも神社とも違う感じが、やっぱりします。

建物の外でもう一度手を合わせて、脳天大神をあとにしました。

 

帰り道も、450の石段。今度はのぼります。

運動不足なのでヒイヒイ言いながら、また蔵王堂の前へ戻ってきました。

わたしは普段ひどい片頭痛持ちで、薬を飲むほどじゃない時でもモヤモヤっとしているのが常なのですが…

歩いている間、なんとなく頭の中がスッキリしているような…?気のせいかもしれないけど、これってご利益なのかしら?なんてことを思ってみたりして。

 

雨は少しだけ弱まってきました。