2019年10月奈良ひとり旅2日目① 雨の吉野。金峯山寺御開帳
奈良旅2日目。
早起きして動き出そうと思っていたけれど、全くもって起きられず…
宿泊した橿原オークホテルの並びにある喫茶店「」で、350円という安すぎるモーニングを食べながら今日のプランを考えます。
午前中は雨、午後から曇の予報。そして朝9時の時点では、ほとんど傘をささなくても良いくらい小降り。
この感じなら、吉野に行ってみちゃおう〜っというわけで。橿原神宮前から特急に乗り込み吉野山を目指すことにしました。
全国の交通ICで乗車できますが、特急券は窓口で購入が必要。
平日なこともあってか、車内はほぼ貸し切り。
吉野駅からは、ロープウェイを利用。千本口から吉野山へ向かいます。
さくら柄がかわいい。
のぼるにつれて、段々雨脚が強くなる…
金峯山寺 蔵王堂
蔵王堂の前についた時には土砂降り。
去年の貴船〜鞍馬も戸隠の時もひどい降りだったなぁと思い出し、雨女レベルが高すぎて我なががっくり。
入口のところでエコバッグと御守札をいただいて、堂内に進みます。脱いだ靴はこのバッグに入れるのですが、ドロドロなので少しためらう…ビニール袋持ってくればよかった。
金峯山寺の御本尊は、三体の青い不動明王像。秘仏ですが、11月30日まで秋の特別公開されています。
まずは畳敷きの部分に座り、離れたところから手を合わせます。
間近でなくてもわかる、圧倒的な迫力。
すごいところへ来てしまった。
続いて順路通りに奥へ進もうとしたところ、係の方に案内されて不動明王像の前へ。
三体の像それぞれの前に、障子で区切られた半畳ほどのスペース「発露の間」が設けられています。そこに座って、周りと隔絶された形でお参りが出来るのです。
参拝客が少なかったからなのか、2回この発露の間に通していただけました。
2回目の時に「関わる人達に感謝の心を忘れないようにしよう。色々のことに謙虚に、心を込めて取り組もう」という気持ちが、なぜだかぶわわわと湧いて来ました。
これが気付きというものなのでしょうか。
大雨の中で吉野にきた意味が、あるんだなぁと思いながらお参りして来ました。
滅多にないけれど、こういう瞬間があるから。わたしは神社仏閣にお参りにいくのだと思います。
はずかしながら、下山するとすぐに意識出来なくなっているのですけれど…
事あるごとに思い出せるようにしておこう、と綴りながら改めて思い出し、決意しております。