2018年11月長野ひとり旅 2日目①雨の戸隠神社前半
長野旅2日目は、戸隠神社にいってきました。
前日うまく眠れない中で5時30分に起床。ものすごくねむい。
天気は、あいにくの雨。
紅葉も美しい。はじめましての戸隠神社
長野駅前7時発の始発バスに乗り込みます。
戸隠神社は、創建から約2000年余という歴史のある神社です。
宝光社、火之御子社、中社、奥社、九頭龍社の5つのお社から成り、
天岩戸神話とゆかりのある神々が祀られています。
天岩戸神話ってだいたいこんな話
天照大神は、弟神である須佐之男命の暴れっぷりを嘆いて、洞窟の中にひきこもってしまいます。入口を天岩戸という大岩で閉ざしてあり、開けることができません。
太陽神が隠れてしまったから大変。夜が開けなくなってしまいました。
なんとか出てきてもらおうと画策した神々は、岩戸の前で祝詞を唱え、舞を舞って大騒ぎします。
その声を聞いて、何事かしら?と、ちらり外をうかがう天照大神。
待ち受けていた他の神々は「貴方様よりすぐれた神様が現れたので、お祝いをしています」と、鏡を差し出し、天照大神の姿を写しました。
もっとよく見よう、と天照大神が身を乗り出したすきに、御手をとって外へ引っ張りだします。そして、再び戻れないように、岩戸を放り投げてしまいました。
こうして、無事世界に光がもどったのでした。
っというお話。
この時に投げ飛ばされた岩戸が地面に落ちて、戸隠山が出来たと伝えられているのですね。
たから戸隠には天岩戸伝説の神々が祀られているわけですね〜ふむふむ。
そう考えると、天照大神ってどんだけ力持ちなの…とも思ってしまいますけれど。笑
宝光社
長野駅前から約1時間。まずは宝光社からスタートしました。
御祭神は天表春命(アメノウワハルノミコト)。
天岩戸神話で祝詞をあげた天児屋命(アマノコヤネノミコト)の御子とも、天照大神が外に出てくるよう策を練った思金神(オモイカネノカミ)の御子、とも言われています。
御神徳は、開拓・学問・技芸。裁縫、安産、女性や子供守の神様です。
美しい紅葉を眺めつつ、ふうふう石段を登ります。
戸隠神社は神仏習合の色が濃く残っている、と聞いたことがありましたが、確かに。
宝光社、どことなくお寺っぽい雰囲気。(ご本殿撮り忘れた…)
はじめましてでこの景色。忘れられません。
火之御子社
写真がナナメですね。
宝光社から歩くこと5分ほど。天鈿女命(アメノウズメノミコト)を祀る火之御子社。
天岩戸神話では、トランス状態になって、着物をはだけさせながら舞を舞った神様ですね。
他に、高皇産御霊命(タカミムスビノミコト)、栲幡千々姫命(タクハタチチヒメノミコト)、天忍穂耳命(アメノオシホミミノミコト)の四柱が祀られていますよ。
御神徳は、舞楽芸能、縁結び、火除け、だそうです。
しとしとと雨が降る中参拝。
雨だからか、朝早いからか。誰もいない。
ちなみに、こちらには社務所がありません。御朱印は、宝光社か中社でお願いするといただけますよ〜
中社
火之御子社から、歩いて中社を目指します。
10分くらちのはずが、ぼーっと歩いていたら道に迷いました。矢印出ていたけど、なんでかたどり着けず、いったん火之御子社まで戻ります…
どうしてここで迷えるのか自分…
気を取り直して〜
中社の近隣には、観光案内所や、土産物屋、お蕎麦屋さんが集まっています。
五社の中で、1番立派な社殿かも。力強い雰囲気です。
御祭神は、天岩戸から天照大神が出てくるように策を案じた神様。
宝光社の天表春命の父神と言われている天八意思兼命(アメノヤゴコロオモイカネノミコト)です。
御神徳は、学業成就・商売繁盛・開運・厄除・家内安全だそうで。
知恵を司る神様のイメージがありましたが、商売繁盛などのご利益もあるのですね。
やっぱりどことなくお寺っぽさが漂う…
具体的にどこがとは言えないけれど。
先月訪れた伊勢を思い出し、神宮がいかに純然たる神社なのかというのを改めて感じさせられました。
雨は段々強くなっていきます。
後半、奥社へ