2018年11月長野ひとり旅 2日目③2回目の善光寺へ
昨日ぶりの善光寺です。
優しい空気。昼の善光寺参り
日中はやはり全く雰囲気がかわりますね〜夜に比べておだやかな感じがします。
ツアーの団体さんや、走りまわる学生さんで境内は賑わっていました。
戸隠奥社が、なんというか異空間な感じだったので、善光寺がとても開かれた場所に感じます。
一気に現実に引き戻されたような心地。
善光寺でも、紅葉が徐々にすすんできています。
曇天なのと霧が出ているので全体的に写真が暗いですが…
夜には見られなかった、この時期ならではの景色を堪能します。
戸隠神社もすっっごくよかったけれど、やはりお寺のこのやさしい空気も好きだなぁ〜
しみじみ境内を散策。
十夜会の特別開帳と、戒壇巡り
全身湿気っていましたが、せっかくなので内陣も参拝させていただくことに。
十夜会の間だけ特別に公開される「十夜仏」にもお参りさせてもらいました。
おびんずる様も撫で回してきましたよ。
そしてやっぱりこちらも、せっかくだからと、お戒壇巡りもしてきましたよ〜
ホント真っ暗で後悔しましたけれど。笑
お戒壇巡りは、秘仏の御本尊様の下を巡って、仏様の分身ともいえるお錠前に触れることによりまして、仏様と縁を結び極楽往生のお約束をいただき、私たちが本来持っている仏縁の種を大切に育ててゆくことを仏様にお誓いする「行」であります。
(中略)
お戒壇の中の暗闇は、無差別平等の世界をあらわしているものとされております。私たちは、日頃、余計なものに眼を奪われて、ものの本質を見誤ったり、争ったり、嫉妬したり、むさぼったりして、結果は悩みに陥るのです。ところが、暗闇の中では、私たちは種々のとらわれの心を離れ
極楽のお錠前を探し当てることに専心します。つまり、仏様の世界に入って行くことができるのです。
善光寺ホームページより抜粋
本堂の地下に、真っ暗な道が作られており、そこをてくてくと歩いて行くと、腰の高さくらいに金属製の鍵のような「お錠前」があります。
それに触れて帰ってくる、というのが流れ。
善光寺の戒壇巡りでは言及されていませんが、一般的に暗闇を母の産道に見立てて、生まれ変わりの疑似体験という意味もあるみたいですね。
危険がないことは分かっていても、目が慣れることもできない真の闇なので、ものすごい恐怖!
闇に押しつぶされると感じるのか、背中が丸まりどんどん姿勢が低くなるわたくし…あたまを庇いながら、よちよちしか歩けません。
前をゆくご婦人方が話しかけてくれたのでなんとかなりましたが、本当にこわかった…
お戒壇巡りのおかげで、暗所恐怖症なことを再認識しました。
門前でかわいいおやつをいただきます
お参りを終えて、善光寺参道をぶらぶら。
長野と言えばりんごも食べたい!
こちらのパイは熱々を渡してもらえるので、さくっとした生地とトロトロのカスタードクリームを楽しめます。
クリームがたっぷり入っているので(しかもかなり熱い)歩きながら食べるのは難しかも。
店内と店頭にベンチがあるので、そこでいただくのが良いと思います。
アツアツのうちに〜
ちなみに、わたしは店頭のベンチを利用させてもらっていたのですが、サクラのようになってしまい…
わたしの後に5組ほど、お客さんが入店していきましたよ。ヤッタネ!笑
まとめ
かつてないほどの見切り発車ではじまった旅でしたが、
食事も参拝も、想像以上に充実した時間を過ごすことができました。
あまり下調べしてこなかったことで、いつもよりもホテルや飲食店の方に話を聞いたり、
観光案内所で色々教えてもらったりと、現地の人とお話する機会が増えたのも面白かったですね。
神社もお寺もそれぞれ好きだなぁと、改めて気付けた点も収穫です。
長野まで新幹線で1時間位ですから、戸隠も善光寺も、また季節を変えて訪れてみたいと思います。
小布施のモンブラン「朱雀」も、いつかはいただいてみたいな〜