2018年行った場所メモ
本当に早いもので、今年も残すところあとわずか。
まだ半月ほどありますが1年を振り返りつつ、2018年に訪れた場所をつらつらと列記してみます。ブログに書いた旅も、書く予定もないものも混雑。
なんの誇張も謙遜もなく、ただのメモです。
1月 長野 八ヶ岳天体観測バスツアー
天体観測目当てに、友人と1泊旅。
月が明るすぎて星が負けていた天体観測。もはや痛いレベルに寒かったけど、本当に美しかった。
ツアーであちこち連れて行かれるタイプの旅でした。
山梨の恵林寺が、思いがけずいい感じで、またゆっくり行ってみたいなぁと思ったり。同じく山梨の某神社では、相性が悪いというのか。こんなにモヤモヤする神社もあるんだなぁと複雑な気持ちを味わってきましたよ。
帰りに、相模湖イルミリオンにも立ち寄り。イルミネーションなんて滅多に見に行かないので、30代女ふたりではしゃいでしまいました。
綺麗だったけど、とにかくずーっと寒かったのも今では思い出。
2月 広島 宮島泊で厳島神社参り
1泊母娘旅。宮島に泊まって、弥山に登ろう旅行。
穴子も牡蠣もおいしくて、ほっぺたがいくつあっても足りない美食三昧。
2月にしては温かい2日間で、お天気も良好。いい時間に鳥居をくぐるナイトクルーズに参加できたり、内容も上々でした。
瀬戸内海の美しさに目覚めた旅でもありました。
今年の旅の中では、一番リピしたいかも。
4月 京都 貴船神社〜鞍馬寺、東寺
青もみじを観に、春の京都へ。土砂降りの中を貴船から鞍馬まで山歩きしてきました。
久しぶりの京都でしたが、やっぱり非常にひとり旅しやすかったですね。
鴨川沿いをブラブラ散歩したり、レトロ喫茶でまったりしてみたり。
あくせくしない、女子っぽい旅が容易にできます。
東寺の立体曼荼羅に感動し、空海さんゆかりの地へ行こうと決意。翌月の高野山行きにつながった旅でした。
5月 和歌山奈良 高野山〜橿原神宮
2泊3日の旅。
風邪かと思ったら実はアデノウイルス感染で、帰宅後2週間出勤停止になったいわく付きの有給休暇。
3日間悪寒と発熱に悩まされて、正直ほとんど記憶がありませんが…奥の院が別世界だったことだけは覚えています。すごいところに来てしまった…!とわなわなしました。
橿原神宮も、土砂降りで全然記憶がなく…合わせてリベンジ必至ですね。
9月 奈良 三輪〜奈良公園でかき氷
かき氷を食べに行った、と言っても過言ではない旅。
大好きな神社仏閣に今年もお参りできる嬉しみ。散歩のように、ゆるゆると過ごしてまいりました。
10月 三重 椿大神社〜伊勢神宮
仕事のストレスと疲労でズタボロの中、癒やしを求めての三重旅行。
1年ぶりの伊勢は、変わらず清らかでした。
11月 長野 善光寺〜戸隠神社
雨だけど、水に纏わる神様だからでしょうか?とても気持ち良い空気の中、お参りさせていただきました。奥社は別格ですね。
11月 香川 金刀比羅宮〜直島〜小豆島
うどんと、アートと、瀬戸内の風景を満喫した2泊3日。
慣れない旅内容ゆえ下手くそなプランニングでしたが、美しいものに沢山触れられた3日間でした。たまにはこういう旅もよいものですね。
5月〜6月にがつんと体調を崩し(アデノウイルス感染)どうなることやら?!と思いましたが…
総括すると、たくさん良い旅ができた、充実した1年でした。
「2018年行きたい場所メモ」に有ったけれど行けなかった、
・北海道のどこか
・金沢(北陸新幹線で行く)
・出雲大社
・道後温泉
・沖縄の離島
・三峯神社
は、来年に持ち越しですね〜
2019年も、元気に働いて(これも重要!)行きたいところに沢山行けますように。
というか、行きます!
さて、そろそろ1月の旅プランを練らねばっ!笑
ひとり旅の食事事情
旅の醍醐味は色々ありますが。
わたしにとって旅中の食事は、最重要項目のひとつです。
おいしいもの、食べたい!
しかし。
ひとり旅だとその食事がちょっとネックになることも事実。
ひとりて旅行してみたいけど、ぼっちでご飯食べるのがちょっと不安〜と思っている方は、結構多いのではないでしょうか。
ランチより、夕飯の方がハードルが上がりがち。
人目なんて気にすることないって、わかってはいるものの、気になるのが心理ってものですよね。
少しでもストレスなく食事を楽しむために、わたしが気をつけているポイントをご紹介してみますよ〜
これだけは外せない!前提条件
まず肝に銘じているのが、
食べたいものを食べる!
全国チェーンの店には逃げない!
これだけです。
名物料理を食べるもよし、地の野菜を使った料理でもよし。はたまた全然名産でも名物でもないけど、ここにしか無いお店にいくっていうのもOK!
せっかくはるばる来たんですもの。訪れた土地でしか味わえないものをいただきましょう。
部屋食付の温泉宿に泊まる
ひとりで食事する不安って、結局は周りに変に見られないかな?って部分が大きいと思うのです。
というか、わたしはそうです。
なので、最初から個室で食事すると決まっていたら、他人の視線は気になりませんよね。
不安は、万事解消!
っと、考えた8年ほど前のわたしは、この方法でひとり旅デビューしました。
湯河原温泉で朝晩部屋食付の宿を取りまして。ひたすら風呂に入り、気が向いたらちょろっと散歩に出掛け、あとは部屋で読書をしまくる。という旅をしてきました。
今思うと、贅沢なんだか勿体無いんだかよく分からないですね。笑
特に行きたい場所は決まっていないけど、ひとり旅してみたいな。という方にはオススメです。
予約サイトの「じゃらん」「一休」、複合検索サイトの「トラベルコちゃん」などは検索条件に「部屋食」があるので、絞り込むのに便利ですよ。
わたしはトラベルコをよく利用しています。
注意したいのは個室食、完全個室のこともありますが、パーテーションの様なもので区切られているだけで、正面は丸見え!なところもあったりします。絶対ひとりきりがいい!とお考えでしたら、部屋食で絞り込むのが無難です。
まずは近場の温泉地で、気になるお宿を探してみてくださいね。
テイクアウトしてホテルの部屋で
実はわたしコレ、ひとり旅でも、誰かと行く旅でもよくやります。
奈良旅では、2つの店で柿の葉寿司を買ってきて味を食べ比べてみたり。
盛岡に行ったときには、地元で有名なパン屋さんのパンを買ってみたり。
デパ地下やコンビニで調達するのもありですね。特に地元のスーパーは、地域色が濃く出ていることが多くて面白いです。
観光地にいきたいけど、外でひとりで食べるのはちょっと不安だなぁ…と感じるひとり旅ビギナーさんにオススメの方法です。
疲れていたり体調がすぐれない時にも、良いですよ〜
以前女三人で広島を旅した時に、全員揃って体調不良(胃痛、生理痛、二日酔い)で、ホテルの部屋でグダグダしながら食事したこともありましたっけ。今では良い思い出ですが。笑
混雑する時間帯を外す
ひとり旅の時に極力避けたいのは、ファミリーとのバッティング。
子供連れの方が多いと、どうしても店内は騒がしくなりますし、ひとり客は少し肩身の狭い思いをしやすくなります。
単純に、混んでいると「早く食べ終わってとっとと出なきゃ!」と思ってしまって落ち着けない、というのもありますね。
18〜19時くらいの入店はなるべく避けて、19時半〜20時位に食事に行くようにしています。
門前町の夜は早いので、目的のお店の営業時間を確認しながら調整していますよ。
カウンター席のあるお店をさがす
テーブル席の多いレストランは、基本ファミリーやグループ客がメインターゲットです。ひとり旅の時に入店するなら、少人数客ターゲットのお店がベター。
そのバロメーターのひとつがカウンター席の有無です。
食べログなどの口コミも参考になりますが、わたしは店内のつくりや座席数もチェックするようにしています。
マスターが一人でやっている、カウンターしかないお店はかなり居心地が良いですよ。しかも、基本ハズレなく美味しい。
マスターと話してみたり、同じくひとりで食事に来ている方との交流が生まれたり、楽しく過ごせることが多いです。
まとめ
わたしは全くの下戸なので、「食事」のみでご紹介してみました。呑める方だと、また店選びの基準が変わってくるかと思います。
身も蓋もないことを言ってしまいますが、最終的には自分の直感を信じて入店しましょう!
ウェブの口コミは、アテになるようです意外とならないものです。
以前、「ひとりで入りやすい」「ゆっくりできる」「居心地がよい」という口コミの夜カフェに行ったときのこと。
左隣が20代のグループ女子会(アルコール入って大盛り上がり)。右隣が、妙齢の女性ふたり、呪いレベルで職場の愚痴大会。正面には、ずーっといちゃいちゃしている若いカップル。に囲まれた30女ひとり(わたし)という席並び。
居たたまれなすぎて、無心で食べてサクッと立ち去りましたもの。笑
せっかくの旅ですから、無理せず、食事も楽しめるのが理想ですよね。
ルールはありません。誰に気兼ねすることもありません。
気分や体調に合わせた食事方法を選んで、素敵な旅をお楽しみくださいませ〜
2018年9月奈良⑥ 古都奈良の文化財、元興寺で古代に思いを馳せてみる
奈良の世界遺産
東大寺、興福寺、春日大社、唐招提寺、薬師寺、元興寺、平城宮跡、春日山原始林
以上8つの史跡をまとめて、世界遺産として認定されました。
もちろん、 それぞれ素晴らしい場所ですけれどね。それらが近隣地域で現存している奈良市の、まち全体に価値があるとされての登録だそうですよ。
また、それらの史跡を守り、景観を維持していく自治体の取り組みも高く評価されたそうです。
確かに、近代的な建物が建ち並ぶ京都よりも、奈良の方が古の趣を感じられるところが多いかも。
条例で建造物に高さ制限が定められているので、高層の建物は建てられないそうで。そのおかげで現在の景観が保たれているんですね。
奈良の宿泊場所不足が問題になっていますが、個人的には高さ制限はある程度貫いてほしいなと思うところです。制限解くんでも場所を限定するとか。
元興寺でいやしの時間
その中のひとつ、元興寺(がんごうじ)へ行って参りました。
ならまち界隈にあるお寺ですが、東大寺や興福寺と比べてしまうと、知名度は低めです。わたしも今回はじめてお参りさせていただきました。
その歴史は大変古く、1300年つづく真言律宗の古刹です。
6世紀末に蘇我馬子の創建した法興寺(飛鳥寺)が、都の遷都とともにこの地に移築されたのが始まり。
かつては南都七大寺(※)として繁栄し、奈良市南東部を占める伽藍をもつ 大寺院でしたが、平安時代中頃から衰退。かつての境内跡地に町ができ、ならまちが出来上がっていったと考えられているようです。
中世以来庶民からの信仰を集め、現在に至っています。
※朝廷の保護をうけていた七寺のこと。東大寺、興福寺、元興寺、大安寺、西大寺、薬師寺、法隆寺
東大寺や興福寺のように大きな目玉(大仏様とか、阿修羅像みたいな)はありませんが、穏やかな空気の漂う良いお寺です。境内を歩いているとこの地が大切に守られて来たことを感じます。
観光客も少なくて、ゆっくりすごせます。
どんどんひどくなる人混み嫌い…
極楽堂(本堂)と、禅室が国宝に指定されています。
堂内の椅子に腰掛けて、曼荼羅を眺める。喧騒を忘れてタイムスリップしたみたいな、不思議な感覚を覚えます。
わさわさしていなくてゆったりできる点は、新薬師寺に近いでしょうか。
色の違う瓦の部分は、丸瓦と平瓦が重なり合って葺かれており、古代の面影を残しています。
なんと飛鳥時代の瓦なのです!元興寺がまだ法興寺と名乗っていた頃の名残りがここに見られます。ざっと計算しても1400年位前のもの。必見ですよ!
解体修理の際に、使用可能なものを確認して現在も使用しているそうですよ。
2018年9月13日〜11月11日まで法輪館で行われていた「大元興寺展」も拝見してきました。
なんといっても、五重小塔(国宝)は圧巻!
奈良時代の作。国分寺の塔の十分の一サイズで作られた雛形ではないか、と言われているそうで、ミニチュアながら細部まで精巧に作られており、本物の建物さながら。
1000年以上の時をこえて、現代まで完璧な形で残っていることにも感動します。
公式サイトで写真をご覧いただけますよ。
桔梗や萩など、季節の花々が咲いていて、癒やされます。
桜の時期も見事だそうですよ。
国宝のお堂と、花を愛でる参拝も良いですね。
町中の賑わいに疲れたら、是非足を運んでみてはいかがでしょうか〜
開門時間 9時〜17時(入門は16時30分まで)
大人500円(秋季特別展期間600円)
中学生/高校生300円
小学生100円
20名以上団体400円(秋季特別展期間540円)
旅の締めに、かき氷
せっかく氷の聖地に来たのだし、もう1杯くらい〜と言うことで。
小西さくら通りにある、中国茶専門店「御茶乃子(おちゃのこ)」さん。お茶屋さんだけど、かき氷も大人気のお店です。夏場は行列必至ですが、この日は並ばず入店できました。
あすかルビーのいちごみるく氷。514円。
サイズが小ぶりなので、2杯目でも軽くいただけちゃいました。
きゅんとするいちごの酸味がおいしい。
ちなみに、あすかルビーとは奈良産の苺の銘柄です。
まとめ
かき氷がメインかな?っという旅でしたが。
好きな場所へ行き、好きなものを食べ(偏ることが露呈)のんびり過ごす奈良、最高でした。
予定ツメツメに観光してまわるより、ゆったりと楽しむ旅が奈良には似合います。
はじめての元興寺など、毎年足を運んでいても訪れたことのない場所、史跡がまだまだたくさん。
来年また行けたなら、どこに行こうかしら?なんて。今から考えるのも楽しいですね。
やっぱり、奈良が大好きだなぁと再認識した2日間でした。
2018年9月奈良⑤ 聖地で、かき氷の祭典へ行ってみた
奈良旅2日目。
今回の旅の、ひそかな目的でもありました、「ひむろしらゆき祭」に向かいます!
ひむろしらゆき祭とは?
氷の神様のお膝元で行われる、かき氷のイベントです。
奈良県内はじめ各地域の名店が一同に介し、屋台でかき氷を提供するという、氷好きにはたまらない、氷好きのためのお祭でございます。
毎年5月に氷室神社近隣で行われているのですが、この日は特別バージョン!
9月に興福寺お隣の広場で開催されたのでした。
氷好きの端の端くれのわたしも、朝イチで並ぶぞー!と意気込んでいたのですが…
前日の食生活の乱れが祟ったのか、気持ちが悪くて目が覚め、覚醒したとたん嘔吐。(汚い話で申し訳ございません…)
「この旅もおわったな…」と放心しながらチェックアウトまでベッドでゴロゴロしていたら、なんとか起き上がれる位には回復いたしまして。
体調的にはギリアウトでしたが、根性と食い意地で興福寺に向かったのでした。
2日間開催の初日。 各日で参加店が異なるので、両日きても楽しめますね。
まず発券所で、お目当てのかき氷屋さんの整理券を購入します。
時間が指定されているので、その時間になったら各店の列に並びかき氷を受け取る、という流れ。
わたしは「ほうせき箱」1択だったので、迷わずチケットを購入。まさかの体調不良で出遅れたので心配でしたが、無事に12時過ぎの整理券をゲット!
このチケットを持っていると、興福寺東金堂を拝観できます。
整理券の時間まで1時間ほどありましたので、ちょうど良いなということで。
興福寺境内へと向かいました。
中金堂落慶間近の、名刹興福寺
西ノ京の薬師寺と共に、法相宗大本山として崇敬を集めています。
折しも、中金堂落慶直前。
度重なる火災で消失した中金堂が、計画はじめからすると10年以上の歳月をかけて本格的に建て直され、もうすぐ落慶というタイミング。
寺内のわくわくしている雰囲気が伝わってきます。
「興福寺整備計画」と称され、失われた施設の再建が計画されているそうです。うまれかわる興福寺、今後もたのしみですね。
こちらの東金堂には、御本尊の薬師如来像、日光菩薩、月光菩薩、文殊菩薩、維摩居士、四天王像、十二神将像が安置されています。
中金堂前に、氷がお供えされていましたよ。(写真右下におもくそ指?チケット?入ってますね…へたくそ)
重量感のある五重塔は、奈良のシンボル的存在。
高台にあるので、どこからでも目に入ります。その姿は、奈良にきたなぁ〜っと思わせてくれます。
ここまで来たら、国宝館も行くしかないよね〜ということで。
今年の元日にリニューアルオープンした、国宝館も拝観してきました。
名作揃いなので、ついつい毎回行ってしまいます。
阿修羅像ばかりが注目されがちですが(それもとても良くわかるんだけども)他にも名作が目白押し!
とても美しい千手観音菩薩像は、目の前にすると自然と手を合わせたくなってしまいますし。
天燈鬼、龍燈鬼もユーモラスで愛らしい。
阿修羅像以外の八部衆も、それぞれ個性的で素晴らしいのです!興奮する!
ちなみに、わたしは鳥のお顔をされた迦楼羅(カルラ)像が大好きでして。
ゆっくりじっくり拝見できて、大満足でした〜あぁかわいい。
でもやっぱり、阿修羅像もまじまじまじっと見ちゃうんですよね。いつ見ても、あの絶妙なアンバランスさと、アンニュイな表情に釘付け。
御朱印をいただいた時に、興福寺スタッフのおじさま方が「今、かき氷のイベントやってるから、食べていきなさいね!さっき聞いてきたんだけど、この「ほうせき箱」と、東京から来てる「雪うさぎ」ってとこが人気なんだって!」と教えてくださいました。もうチケット買ってますとも言えない勢い。笑
でも、お寺の方も楽しんでいらっしゃるのが伝わってきて、良いイベントだなぁとホッコリしました。
いざ実食!氷の聖地のかき氷をいただきます
そんなこんなしているうちに、あっという間に整理券のお時間になりました。
列に並んでからも、丁寧な作りなのでそれなりに待ちます。
「ほうせき箱」の、金色パイナップルティー!
見た目も凝ってます。
中には杏仁豆腐とカシューナッツが入っていて、食感の違いも楽しい。
「ほうせき箱」は、奈良にある大人気のかき氷店でして。ハイシーズンには、早朝に行かないと整理券が取れないほどの有名店なのです。
食べログ情報はこちら↓
https://s.tabelog.com/smartphone/restaurant_detail/top?amp_floating_send_modal=1&rcd=29011038
それほど苦労せずに憧れの名店の氷がいただける、ひむろしらゆき祭最高です。
鹿に追いかけられながら食べたけど、そんなところも最高です!笑
この子はまだかわいい方。
スタッフさんが、鹿を追い払ってくれるかき氷イベント、なかなか貴重な経験です。
他にもおいしそうなお店がたくさん出店されていましたが、ひとつが結構大きし体調も万全ではないので断念。
こういうイベントのときは、少し小さめに作ってくれたらいいのにな、と思います。そしたら、ひとりで行ってもいくつか食べられるのに〜
なにはともあれ、 おいしくいただきました〜!
でもでも、やっぱりエスプーマ氷が食べたいので、いつかかき氷メインのなら旅計画しよっと。
2018年9月奈良④ 奈良と言えば〇〇?
奈良と言えば、大仏!
そう思い浮かべる方も多いと思います。言わずと知れた、東大寺大仏殿の廬舎那仏像。本当に見事ですよね!
わたしも大好きで、春日大社のあとにお参りに行こうかな〜と思ったのですが。
多くの人々を魅了するってことは、つまり人がたくさん集まるわけで…
春日大社から、東大寺方向へぞろぞろと人が歩いていくのを見て、人混み嫌いが発動。
今回の旅では、参拝を諦めたのでした。
奈良と言えば「かき氷」!?
ここ数年、大ブームになっているかき氷。
この夏、有名店では数時間待ちが当たり前、開店前に整理券終了もザラという恐ろしい流行りっぷりでしたね〜
そんなかき氷を愛する人たちの間で、奈良が「かき氷の聖地」と呼ばれていることをご存知でしたか?
と、いうのも氷の神様がいらっしゃるからなんです〜
わたしも、翌日に興福寺で行われる「ひむろしらゆきまつり」に備えて、お参りしてきました。
氷室神社で、氷の神様にご挨拶
絞りオートにしたら変な色になった…
氷室神社のご祭神は三柱。
闘鶏稲置大山主命(ツゲノイナギオオヤマヌシノミコト)
大鷦鷯命(オオササギノミコト)
額田大仲彦命(ヌカタノオオナカツヒコノミコト)
闘鶏稲置大山主は、『日本書紀』にその名が登場する都祁(ツゲ)の地をおさめていた地方豪族。大鷦鷯命は、第十六代天皇仁徳天皇の別名。額田大仲彦皇子は、仁徳天皇の異母弟。
三柱の関連を示すのに、こんな説話が残っています。
額田大仲彦皇子が都祁へ狩猟にお出かけになった時に、野原の中に洞穴のようなものを見つけられました。
「あれはなにか?」と問うたところ、その地の豪族であった闘鶏稲置大山主が「あれは氷室でございます」とお答えになりました。
氷室の構造と氷の保存方法を知った額田大仲彦皇子は、その氷を仁徳天皇(大鷦鷯命)に献上され、天皇は大変よろこばれたんだそうです。
神社としての興りは、第四十二代元明天皇の御代。
710年に勅命が出され、翌711年6月1日に献氷の勅祭が執り行われました。以来、都が遷都されるまで70年余、朝廷に氷を献上し続けていたそうですよ。
三柱とも初耳の神様方でしたが、献氷に携わった方々を神格化して祀ったのがはじまりなのですね。
(各ホームページ参考にいたしました)
わたくし、かき氷好き〜なんていう浮ついた理由で訪れましたが、調べてみると平城京とともに発展した、歴史のある神社でございました。
が、浮ついてても良かったの?と思わせるものを発見してしまいました。
なんと、境内でかき氷が食べられるのです。その名も「献氷参拝」!
社務所に初穂料を納めてかき氷をうけとり、拝殿の前にお供えして自動祝詞装置のスイッチをオン!その後、お供えしたおさがりを頂くという参拝システム。
す、すごい〜!
ハイテクなのかローテクなのか。滲み出るローカル感がたまりませんね。
先にかき氷を食べていたのでわたしは頂かなかったのですが、神様のおさがりの氷なんて、こちらでしか味わえないでしょうね。
次の機会にはぜひ挑戦してみたいと思います。
もうひとつの名物。奈良と言えば、吉野葛
忘れちゃいけない、奈良と言ったら葛です!
他にも名物はたくさんありますけれど、吉野の本葛は全国的にも有名ですよね。
老舗で頂いてまいりました〜
東大寺門前夢風ひろばにあります、「吉野本葛 黒川本家」へ。
葛切りでございます〜
つるつるで、ぷるぷるで、もっちもち!
これが本物かー!と感動しながらいただきました。わたしが今まで食した葛切りって、何で出来ていたのかしら。やっぱ馬鈴薯なのかな…
天極堂で葛餅をいただいたときにもかなり衝撃的でしたけど、この葛切りも相当です。
黒蜜も、お干菓子も、加賀棒茶も全部おいしくて、至福のひとときをすごしました。
葛、はまりそうです〜
- ジャンル:郷土料理(その他)
- 住所: 奈良市春日野16 ふれあい回廊 夢しるべ風しるべ
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- (写真提供:はらぺこ〜あおむし)
- をぐるなびで見る |
改めて振り返ってみると、朝昼ろくに食事せずにおやつばっかり食べてましたね。
そのかわり?夕飯はしこたま食べてきました。笑
近鉄奈良駅そばのイタリアン、「ニーノ」さんへ。いつもどおり写真は1枚もありません…すみません…
陽気なマスターと、可愛い女性スタッフさんたちが、とっても素敵レストランです。常連のお客さんともお話しながら、楽しい食事をさせてもらいました。
アットホームな雰囲気で、ひとり入店でも楽しく食事ができるのでオススメですよ。わたしも是非またリピしようと思っております。
パスタやリゾット等、レギュラーメニューをハーフにしてくださるのも嬉しい点です。
でもそもそもの一人前がボリューミーなので、ハーフでもかなりガッツリありました。県外のお客さんにはデザートサービスするよ〜た言ってくださったんですが…満腹すぎていただけず。
次は、もっとちゃんとお腹と相談しながら注文しよう。笑
2018年9月奈良③ 奈良公園で鹿まみれ。三条通り〜春日大社
三輪から、奈良駅へ戻って参りまして。
駅のコインロッカーから荷物を出し、ホテルに預けて再出発です。この旅では三条通り沿いにあるワシントンホテルプラザに宿泊しました。
JR、近鉄どちらの駅からも徒歩圏内。リースナブルで便利なお宿でしたよ〜
身軽になって、奈良公園を目指します。
三条通りをぶらりする
奈良公園周辺には東大寺、春日大社、興福寺といった、有名どころか集中しています。
JR奈良駅から向かう場合はまあまあ距離がありますので、バスやタクシー利用が便利ですが。もしも余力のある方は三条通りをぶらつきながら行くのも楽しいと思いますよ。
色々なお店が立ち並ぶ、生活と観光がいい感じに混じり合っている通りです。
伊勢の記事で書いた雑貨店「日本市」とか、お餅の早突きで有名な「中谷堂」なんかも、ここ三条通り沿いにあります。
そう言えば、朝ごはんもろくに食べていなかったわ、ということで。堀内果実園さんで一休みすることに。
- ジャンル:カフェ
- 住所: 奈良市角振町23
- このお店を含むブログを見る |
- (写真提供:リラちゃん★)
- をぐるなびで見る |
ドライフルーツは買ったことがあるけれど、イートインははじめて。店内もスタッフさんもかわいいよ〜
女性は好きな方が多いテイストだと思います。
フルーツサンドを食べようと思っていたはずなのに、衝動的にかき氷を注文してしまった不思議。
どうしてこんな不味そうにしか撮れないのか…
いちごいちじくミルク氷をいただきました。
さすがフルーツ専門店!いちじくがトロットロ!
フワフワ系氷なので、果実が負けていません。中のクリームも甘すぎなくておいしい。最高においしい。
隣席のカップルさんがフルーツサンドを食べていて、やっぱりとてもおいしそうでした。次回絶対フルーツサンドいただこう。
創建1250年!世界遺産、春日大社
お腹も満たされて、向かったのは春日大社。
駅〜春日大社一の鳥居までは約1.5キロ。大きい鳥居前で、わーい着いた〜!と思っても、ここから先がまだまだ長い!笑
本殿までは更に1.4キロ。広くて長い、参道を進んでいきます。
大きな木々が立ち並ぶ、歴史を感じる参道です。
この辺りまでくると、奈良名物(?)の鹿がわんさといます。
鹿が手厚く保護されているのは神様のお使いだから、というのは有名な話ですよね。
じゃあ誰のお使いか?っと言いますと。
武神であり、大国主大神に国譲りをもちかけた神様。武甕槌命(タケミカヅチノミコト)です。
武甕槌命は、現在の茨城県にある鹿島神宮から、遠く奈良へ白い鹿に乗っていらっしゃいました。
神意を伝えるためにはたらく動物(または想像上の生物)を神使(シンシ)とかご眷属と呼びますが、武甕槌命のそれが鹿なのですね〜
そんな神使の鹿さんたち、人馴れしていますがあくまで野生ですので、ふれあい方にはご注意くださいませ。
ようやく二の鳥居。日本人より外国の方が多いような…
この先にある鹿の手水所がとにかく大人気で、自撮りしたい人達で大混雑していました。
手水所に近寄れないし、祓戸神社前もワサワサ人がいて通れないし、参拝前のお清めが出来なくてちょっとうんざり…
その混雑の割に特別参拝する人は少なく、中に入ってからはのんびりお参りできましたが。かえってラッキーということで。
春日大社には、四柱の神様が祀られています。
経津主命 (フツヌシノミコト)
千葉県香取神宮の御祭神。剣を神格化した神様で、『日本書紀』の国譲りの神話に、武甕槌命とともに登場します。香取・鹿島神宮が利根川を挟んで鎮座していることから武甕槌命と関連付けられることが多いとか。やはり武神として信仰されています。
大阪枚岡神社からお招きされた神様。天児屋根命は、祝詞を司る神様です。天岩戸神話で天照大御神がお出ましになるよう祝詞をあげたとされています。比売神様は、その妻神とも天照大御神を指しているとも。
藤原氏(中臣氏)に縁のある神様方が勧進されて、今の四柱が祀られるようになったと言われています。
8月に鹿島神宮と香取神宮を参拝していたので、その翌月に春日大社にお参りできるとは。ありがたみもひとしお。
外側からお参りだけもできますけれど、特別参拝(大人500円)おすすめです。
間近で見る中門は、本当に美しく圧巻ですよ。
それと、御蓋山浮雲峰遥拝所へも是非。御蓋山頂上におわす四柱の神々を拝める場所です。いわば春日大社の始まりの場を拝むところ。
厳かな空気が流れています。
春日大社国宝殿
さて、お参りをした後に国宝殿へやってきました。何度も奈良に来ているけれど、春日大社国宝殿は初めて。
「神垣」という、光と音で神様の世界を表現したアート作品から展示が始まります。
続いて、若宮御祭りで使用される大太鼓!(ここまでは撮影OK)
正直なところ、ちょっと記憶が曖昧になってきておりますが…2階には祭や遷宮の資料、掛軸などがあったと思います。(うろ覚え)
一番印象に残っているのは、1階の奥で放映されていた映像資料です。
若宮御祭りの様子、遷宮の様子、遷宮に伴う神宝の作り替えなど内容も多岐にわたりボリューミー!さらっと見るつもりが、がっつり見入ってしまいました。
春日大社の遷宮の様子はあまり見聞きしたことがなかったので、大変興味深く見させていただきました。面白かった〜
神様のお名前の表記は公式ホームページを参考にいたしました。
2018年9月奈良② やさしい空気に癒やされる、檜原神社
このまま奈良駅方面にもどることも考えたけれど、時間も早いので檜原神社まで足を伸ばすことにしました。
倭笠縫の元伊勢、檜原神社
檜原神社(ヒバラジンジャ)は大神神社の境外摂社。歩いて25分程の距離にあり、軽いハイキング気分を味わえます。つまり、程々歩きます。
御祭神は天照大御神。
言わずと知れた太陽神で、伊勢神宮内宮に祀られる、日本人の総氏神様です。
現在の伊勢に場所が定まるまで、天照大御神は、永住地を探して各地を転々としておられました。
歴代の旧遷座地を「元伊勢」と呼びますが、元伊勢の第一号がこちらの檜原神社なのです。 つまり宮中から遷された天照大御神が、一番最初に祀られた神社ってことですね。
ガイドブックなどにはあまり載っていませんが、実はとっても由緒ある神社なのです。
檜原神社には、本殿も拝殿もありません。鳥居に向かって、直接三輪山にお参りをします。
この鳥居がちょっと変わった形をしておりまして、3つの鳥居がくっついた格好をしています。三ツ鳥居、または三輪鳥居と呼ばれる全国的にも珍しい鳥居だそうですよ。
上の写真、なんでこんなよくわからんアングルで撮影したのでしょうか…
これではあまりにも分からないので、 オフィシャルから写真をお借りしてきました↓
檜原神社(ひばらじんじゃ) | 大神神社(おおみわじんじゃ)
大神神社にも三ツ鳥居がありますが、拝殿の内なので外からは見ることができません。
珍しい鳥居を拝めるという点も、檜原神社の醍醐味です。
こちらには、大神神社のような濃密な怖さはなく、穏やかな雰囲気が漂っています。
すぐに帰ってしまうのはもったいないので、境内のベンチでしばし休憩させてもらいました。
ぼんやりと、鳥居や三輪山を眺めてみたり。振り返って、二上山も眺めてみたり。
他に参拝される方がいなかったので、心ゆくまでぼーっと過ごして参りましたよ。
住宅街のど真ん中育ちでも、自然に囲まれると癒やされるなぁと感じます。
生き物としての本能なんでしょうね。
来たときよりも数倍元気になって、大神神社へと引き返したのでした〜
知恵の神様、久延彦神社
大神神社周辺にもどりまして、末社、久延彦神社(クエビコジンジャ)へ。
写真撮り忘れています…
御祭神は、久延毘古命(クエビコノミコト)。
あまり耳馴染みのない神様ですが、「古事記」の大国主大神の国造り神話に登場します。
大国主の元に海の向こうから小さな神がやって来たが、名を尋ねても答えず、誰もこの神の名を知らなかった。するとヒキガエルの多邇具久が「久延毘古なら、きっと知っているだろう」と言うので、久延毘古を呼び尋ねると「その神は神産巣日神の子、少彦名神である」と答えた。
大国主大神に神の名を教えた、という神話から、知恵の神様と言われているんですね。
また、元々案山子を神格化した神様とされており、農耕や田の神としても信仰されています。
残念ながら学業という年齢ではないので、業務での学びが捗るようにお参りさせていただきました。
なんでもかんでも仕事に結びつけてばっかりで、嫌になりますけども。
最近記憶力があやしいので、あやかりたいなぁ。
気持ちやすらぐ展望台、大美和の杜
大神神社には多くの摂社末社がありますので、それらにお参りするのはもちろんですが。
個人的に是非おすすめしたい場所は、「大美和の杜展望台」です。
さほど高い展望台ではありませんが、奈良盆地が一望できます。
古くから和歌にも詠まれている、耳成山、畝傍山、香久山の大和三山も見られますよ。
一の鳥居もよく見えますね。
この景色を眺めていると、不思議と懐かしいような気持ちになります。
自分のうんと昔のルーツみたいなものがここにあるんだろうなとか、なんとなく感じてみたり。
日本人だなぁと、つくづく思いますね。 笑
大神神社参拝の折には、是非立ち寄っていただきたい一押しの場所です。
檜原神社でも展望台でも全力でぼんやりと過ごして、しっかりリフレッシュして、三輪をあとにします。
清々しい気持ちを携えて、奈良駅へ戻りました。
このあとは、奈良公園周辺を散策します。