熱海ひとり旅 旅程編〜リゾート温泉でちょっとだけ行動した2日目①
熱海2日目は快晴!
早く就寝したくせに朝寝坊をかまして、朝食ぎりぎりの時間に起床。
食いっぱぐれだけは嫌〜っと、大慌てで着替えもせずクチャクチャの浴衣にすっぴん、ひっつめ頭で食堂へ駆け込みました。
とんだお目汚しで、本当に申し訳ない気持ちでいっぱい。
年齢とともに、どんどん恥じらいとかそういうものを失っている昨今。女子力ってな何ですか。
でもご飯はおいしい。金目鯛の干物最高です。
さて。お腹がくちくなったところで、いざお出かけです。
唯一の目的、縁結の神様「來宮神社」
さすがに2日目は少し活動しましょう。
10時にチェックアウトし、そのままホテルで荷物を預かってもらったら出発。
ホテルからぷらぷら歩きながら、20分ほどの道程。來宮神社を目指します。
御神木に癒やされながらゆっくり参拝して、御朱印をいただきました。
樹木って偉大だわ…と浸りつつ繁華街をぶらぶら。
レトロな町並みを散策。
昭和の香りがする、熱海銀座。
こういう雰囲気、すこぶる好みです。
まるでタイムスリップ。老舗喫茶店ボンネット
朝ごはんもしっかりたべたけれど、もちろんお昼もちゃんと食べます。
喫茶店まとめでも書きましたが、文豪も愛した名店。ボンネット。
ハンバーガーとコーヒーのセット800円。
ここホント最高でした。こういう喫茶店をもとめているんです〜
普段あまり飲みませんが、コーヒーもすごくおいしい。
ゆるゆると過ごしつつ、この後の予定を全く決めていなかったので、コーヒーを片手にしばし思案。
平日にも関わらず、來宮神社が予想以上に混雑していたので、人が少ないところにいきたいなぁ〜っと。
置いてあった雑誌をめくりながら、MOA美術館 、伊豆山神社…と候補を考えます。
こういう時間も、喫茶店だと贅沢に感じますね。
本とスマホとにらめっこしつつ、悩んだ末、起雲閣へ行くことにしました。
今回のルート
來宮神社〜ボンネットへ。
坂道を下り、徒歩約14分。道もわかりやすく、天気が良いと熱海銀座の散策も楽しいです。
熱海の旅、続きます〜
熱海ひとり旅〜樹木の神様に出会いに、本州最大の楠のある來宮神社へ
先日の熱海旅、完全ノープランではありましたが、ここだけは行こう!と思っていた場所があります。
それが「來宮神社」(きのみやじんじゃ)です。
最近は縁結びのご利益があるとかで、若い女の子たちも沢山お参りにきていましたよ。
緑が多く、訪れるだけで癒やされるところでした。今回は、そんな來宮神社をご紹介してみたいと思います。
来宮神社
ご由緒
古くから来宮大明神と称し、熱海郷の地主の神であって来宮の地に鎮座し、来福・縁起の神として古くから信仰されています。
おおよそ、今から1300年前、和銅三年六月十五日に熱海湾で漁夫が網をおろしていたとき、御木像らしき物がこれに入ったので、不思議に思っていると、童子が現れ『我こそは五十猛命である。この里に波の音の聞こえない七本の楠の洞があるからそこに私を祀りなさい。しからば村人は勿論いり来るものも守護しよう。』と告げられ、村民達が探し当てたのが、この熱海の西山の地でした
もともとこの土地は、地主神「来宮大明神」として信仰されていたようですね。
そこに現在の御祭神が祀られていって、現在のような形態が出来上がったのでしょう。
御祭神
大巳貴命(オオナモチノミコト)…営業繁盛・身体強健の神
日本武尊(ヤマトタケルノミコト)…武勇と決断の神
五十猛命(イタケルノミコト)…樹木と自然保護の神
(ご由緒、御祭神オフィシャルサイトより引用 御祭神縁起 ■ 來宮神社)
ネットで調べると、縁結びのご利益がすごい!といった情報が出てくるんですが…
不思議なことに、御神徳にはないんですよね。その説、どこから出たのかしら…?大巳貴命=大国主大神だから??
疑問をいだきつつ、いざお参りへ。
熱海は意外と坂道が多いです。
わたしは、泊まっていたホテルから徒歩で向かったので、方角的にはサンビーチのあたりから北上していった格好。
ふうふう言いながら坂道を登り、トンネルを抜けると鳥居が見えてきます。
第二楠
鳥居をくぐったすぐ右手に大きな楠木があります。
御神木の第一楠と並び、第二楠と呼ばれています。中は空洞になってしまっていますが、まだまだ現役。青い葉を繁らせた立派な大樹です。
ご本殿
朱塗りの柱が美しいご本殿。
手前にあるのは、落ち葉で描かれたハート♡型。
自撮り用のプラカードやカメラスタンドが設置されていたり、随所に若い女子に受けそうな工夫がなされていましたよ。
境内のカフエもおしゃれだったし、昨今の神社ってすごいんだなぁ。
御神木の大楠
そしてそして。來宮神社での個人的メインはこちらです!
樹齢2000年を越える御神木の大楠。
本州一の大樹で、国の天然記念物にも指定されています。
オフィシャルサイトによると、古く、この樹は神様をおろすよりしろ、「ヒモロギ」だったそうです。
江戸時代末期までは「来宮」は「木宮」と記されており、御神木自体を神聖視してお祀りしていたことがうかがえます。
現在左半分の幹は失われていますが、それでも溢れ出る生命力といいますか。命のエネルギーみたいなものをびしびし感じます。
神様の宿る木と言われて、すごく納得。
願い事を心に唱えながら右回りに一周すると願いが叶う「心願成就」と、
同じく右回りに一周すると、寿命が一年伸びるという「健康祈願」の御神徳があると言われています。
あまりご利益とかパワースポットとか囃し立てるのは好みませんが、確かに、御神木に近づくだけでリラックス出来るし、いい作用をいただけそうです。
トトロの森みたいだね〜と話しているおじいちゃん達に同感。
景色にも、おじいちゃんたちにも癒やされる…
摂末社
来宮稲荷社
参道の左手に鎮座する社。いわゆるおいなりさん。
京都の伏見稲荷から勧進されたお社。宇迦御魂神をお祀りしています。
立ち並ぶ鳥居もまだ新しく、きれいなお宮です。
來宮弁財天
ご本殿の右手にある弁天様。小さい橋を渡った先にお社が建てられています。
開運出世の神様として崇められています。
三峯神社
写真を撮り忘れてしまったのですが、第二楠の隣に鎮座しています。
埼玉県秩父市にある、日本武尊が創建したと言われる神社です。神使が狼なことで有名ですね。
来宮神社に祀られたのは昭和の初期。御祭神は伊弉諾尊、伊弉册尊。
アクセス
最寄り駅は来宮駅。約400メートル、徒歩5分程。
熱海駅からもまぁまぁ距離がありますが、徒歩でいけます。約1.5キロ、徒歩19分。
町並みを楽しみながら、向かうのもよろしいかと。
まとめ
5年ぶりくらいに参拝しましたが、自撮り用のフォトスタンドがあったり、オシャレなカフェがあったりと、若い世代を呼び込む工夫が見られました。
どんなに素晴らしい神社でも、やっぱり人がお参り(観光ではなく)に来ないと寂れてしまいますからね。
かわいい女の子たちが、お参りして境内が賑わっている様はとてもステキな光景でした。
時代の流れを取り入れつつ、2000年を超える命をさらに先へ、大切につないでいけることは奇跡のようなことです。
ストレスフルでへろへろな時にお参りできて、ありがたいなぁとしみじみ思います。
また、元気がなくなったときに訪れたい癒やしの場所でした。
熱海ひとり旅 旅程編〜リゾート温泉でひたすらなにもしない旅1日目
先日、熱海の喫茶店について書きましたが、旅程もまとめてみます。
特筆すべきことは何もありませんが…
温泉入って、ご飯食べて、喫茶店はいって、海見てまた喫茶店いって…という、だらだらしきりの2日間。
まぁのんびりしてきたよ、という事で。ゆるりとお付き合いくださいませ。、
こだまで、雨の熱海へ
連休初日は商品買付に行かねばならなかったので(休日出勤) 、午前中は取引先へ立ち寄り、その後急ぎ東京駅へ。
13時26分発のこだま659号に乗り込み、一路熱海へと向かいます。
チケットはスマートEXで事前予約。自由席なら当日どの電車に乗ってもOK。
ネット予約しておけば、手持ちの交通系ICカードだけで改札を通れるので超〜便利。
最近の新幹線旅では、毎回お世話になってます。
熱海駅に着いたのは、14時12分。所要時間は40分程。
天気はあいにくの雨。
ホテル予約しかしておらず、全くノープランで来てしまったので、まずは情報収集と予定組みをすることに。
改札を出た右手側、商業施設内「ラスカ熱海」内にある観光案内所で、地図やイベント情報などのビラをいくつか入手。
雨脚も強くなってきたので、チェックインまで駅近のカフェへ避難することに。
CAFE KICHIで雨音を聞きながら、一人プランニングタイム。
今回の旅は時間が限られてしまったので、いつも以上に「詰め込まない」のが目標です。
候補地はこんな感じ。
・サンビーチ散歩
・喫茶店めぐり
・来宮神社
・起雲閣
明日は天気も良さそうだし、だらっと散歩旅だな〜などと。位置関係を確認しつつ、なんとなく予定を組んでみます。
結局、具体的には何も決めないまま、ひとまずプラン立ては終了。
ホテルに向かいました。
全室オーシャンビュー!温泉と夜景を満喫
今回お世話になったのは、ウィスタリアンライフクラブ熱海。
熱海にはオシャレなリゾートホテルもたくさんありますが、直前の予約だったので一人部屋が空いているホテルが少なく…
正直、建物は古くて廊下は寒かったです。しかし清潔に保たれており、申し分無し。
そして部屋が広い。バス・トイレも別。ちなみに部屋のお風呂には温泉が出ます。
でもって全室オーシャンビュー。
残念ながらの曇天ですが、潮風が心地よい。
昼間から温泉に入って早速メイクを落とし、部屋でのんびりまったりすごします。
そりゃもう全力でダラッダラと。
夕飯は、和食膳と金目鯛の煮付け。写真はヘッポコだけど美味でした。
食事のあとにもう一度温泉に入り、バルコニーからの夜景を楽しんでみたり。
片手にほうじ茶は、さすがにしまらない絵面だなぁと思いながら。ひとり時間を満喫します。
午前中仕事してから来たせいか、早い時間から睡魔におそわれ…
翌日に向けて、早めにおやすみなさい。
熱海ひとり旅〜リゾート温泉地で喫茶店めぐり
休みをなんとかやりくりし、熱海温泉へ。1泊2日してきました。
温暖な気候から「東洋のナポリ」とも称される熱海。
かつては、人気の新婚旅行地だったことでも有名ですよね。
昔から多くの人が訪れてきたためか、熱海には現在でも数多くの喫茶店やカフェが存在しています。
一旅一喫茶店を目標(?)にしているわたしとしては、目移りしてしまう嬉しい旅となりました。
2日間で行けるお店は限られていましたが、今回立ち寄った喫茶店をご紹介してみますよ〜
CAFE KICHI
駅前からすぐの仲見世通りから、路地を一本はいったところに有ります。
古民家を改築した、イマドキオシャレカフェです。
オリジナルブレンド 500円/ショコラ 500円
店内はあまり広くありませんが、ゆとりをもって席が配置されているのでゆったりと過ごせます。
しかし、 熱海では珍しい今時の女子っぽカフェですから。そりゃもちろん繁盛しているわけでして。
隣り合ったお客さんによって、居心地はだいぶ変わりそうですよ。
まぁそれは、入店時の運次第ということで。
(若い女の子グループがたいそうかしましかったってはなし)
駅からも近いので、電車待ちの時間に利用するのも良さそうです。
11:00〜19:00(水曜定休)
0557-86-0282
ボンネット
非常に有名な老舗、ボンネット。
様々な雑誌やガイドブックにとりあげられており、是非とも立ち寄りたかった喫茶店です。
文豪三島由紀夫や谷崎潤一郎らが通った店、としても有名ですね。
ハンバーガーとコーヒーセット 800円
レトロな雰囲気、とかではなくガチの年代物。それがたまらなく魅力的です。
カウンターには常連のお客さん方がいて、午後のお喋りに花を咲かせていました。
そんなに長時間いたわけではないのに、ものすごくのんびりした気持ちになれましたよ。
落ち着いた照明と、座り心地の良いソファ、窓から射す柔らかい陽光。
はじめてなのに、どこか懐かしく感じる空間です。
不思議な居心地の良さは、お店が積み重ねてきた時間のなせる技かもしれません。
10:00〜15:00(日曜定休)
0557-81-4960
サンバード
こちらも有名店ですね。
大きな窓からサンビーチを臨める、とても明るい喫茶店です。
熱海!って感じ(表現力が行方不明)
トースト、ナポリタン、プリンアラモードなどなど。ド定番な喫茶店メニューが充実しているのも嬉しいです。
キラキラした春の海を眺めていたら、コーヒーとかカフェオレではなく、緑のあの子を飲みたくなってしまいました。そりゃもう25年ぶりくらいに。
クリームソーダ 750円
熱海らしい景色のある喫茶店サンバード、ロケーションも雰囲気も最高です。
9:00〜19:00(水曜定休)
0557-81-3667
やすらぎ
最後は、喫茶店と言っていいのかしら…?疑問ですが、とっても素敵だったのでご紹介。
「起雲閣」にある大人の時間を過ごせるサロンです。
この「起雲閣」という施設、ものすごく雑にご紹介しますと…
元々お金持ちが療養用別荘として建てたものがはじまり。その後1947年からは旅館として運営されてきました。
山本有三、志賀直哉、太宰治、谷崎潤一郎といった、そうそうたる文豪達が宿泊し、執筆活動に勤しんだそうです。
旅館が閉業してからは、熱海市の文化財として一般公開されています。
入館料は510円。
その中にある喫茶室「やすらぎ」
旅館時代はバーだったという店内は、アールヌーヴォー調の装飾と照明がおしゃれです。
バーカウンターだったという席で、庭園を眺めながらお抹茶をいただくというなんだかとても贅沢。
抹茶と本日の和菓子 600円
観光地の喧騒に疲れたときに立ち寄りたい、大人のための喫茶室です。
9:30〜16:00(水曜定休)
0557-86-3101
まとめ
4ヶ所、ご紹介してみましたが、興味を惹かれるお店はありましたか?
喫茶店には、その土地土地のエッセンスがぎゅうと凝縮されているように思います。
旅人なんだけれど、日常にお邪魔させてもらえるような。
そんな、穏やかながらも濃密な時間がとても好きです。
熱海には、他にも挙げきれないくらい、まだまだ魅力的なお店がたくさんあります。
温泉、海、美術館など見どころの多い土地ですが、立ち止まってちょっと一服。
素敵な喫茶店で、癒やしのひとときを過ごしてみてはいかがでしょうか〜
高野山フリーきっぷ まとめ
先日高野山へのルートについて書いておりましたら、超個人的に高野山熱がぐいぐい盛り上がって参りまして。
その熱量のままに、各種フリーきっぷや乗車券等々について調べてみました。
行けないくせに、己の旅欲求を燃え上がらせるようなことばかりしています。
交通系フリー切符
高野山・世界遺産きっぷ
高野南海線が発売している、南海線内各駅〜高野山駅へのフリーパス。
■特典内容
・高野山内バス2日フリー乗車券
・金剛峯寺、金堂、根本大塔、霊宝館の拝観料2割引
・お土産・飲食1割引サービス券(珠数屋四郎兵衛、中本名玉堂、高野茶屋 和久)
■有効期間
連続した2日間
■発売場所
・南海線内主要駅
・JTB、近畿日本ツーリスト、日本旅行の主要営業(なんば、新今宮、関西空港の各駅発着のみ)
くわしい発売場所、時間は↓から
■発売期間
通年発売。
乗車日の1ヶ月前から購入可能
■金額
各駅毎に価格がかわりますが、たとえばなんば駅発なら…
普通列車→ 2860円(小児1440円)
こうや特急券付→3400円(小児1710円)(こうや特急券は、往路片道のみ)
どれくらいお得かというと…
なんば→高野山の片道が1260円。バス1日フリーパスが830円、こうや特急料金片道870円なので。
普通列車の方で490円(公式では580円お得と歌っているけれど、90円の差がわからない…)
特急付は820円もお得に!
公共交通機関旅の方は、利用しない手はありませんね。
各駅からの発売額は以下PDFからご確認くださいませ。
http://www.nankai.co.jp/var/rev0/0010/6240/price.pdf
事前手配もできますが、なんば駅など主要駅では早朝5時台から窓口が開いているので当日の入手も可能ですよ。
高野山・立里荒神きっぷ
荒神社(通称、立里荒神社)は、荒神岳山頂にある高野山の奥社。天空の社とも呼ばれ、弘法大師空海が高野山開山の折に勧進したと言われている神社です。
高野山から一足伸ばした参拝をされる方に。
■特典内容
・南海りんかんバス高野山駅〜立里荒神前 急行バス割引往復乗車券
■有効期間
2日間
■発売場所
・南海線内主要駅
・JTB、近畿日本ツーリスト、日本旅行の主要営業(なんば、新今宮、関西空港の各駅発着のみ)
■発売期間
通年。乗車日の1ヶ月前から購入可能
■金額
世界遺産きっぷと同様、乗車駅毎に異なります。
http://www.nankai.co.jp/var/rev0/0010/6244/price.pdf
たとえば、なんば駅発であれば
普通乗車券 4350円(小児2180円)
往路こうや特急券付 4890円(小児2450円)
普通乗車券で730円、特急付で970円お得になりますよ〜
高野山山内バス 1日フリー乗車券
■特典内容
・高野山山内のりんかんバス乗り放題
・金剛峯寺、根本大塔、金堂、霊宝館の拝観料が2割引
・食事処や、土産店での割引やノベルティ特典付
■発売場所
高野山駅前バス営業所窓口
■有効期間
チケット表面記載の1日間
■発売期間
通年
■金額
大人830円(小児420円)
世界遺産きっぷにもバスフリー乗車券がついているので、 ちょっと自分が使うシーンが思い浮かびませんが…
高野山まで乗車券はあるよ!と言う方向けのパスです。
もしくは、立里荒神きっぷと併用して購入するかでしょうか。
■おまけ
フリーきっぷではないけれど、プラスで遠出(?)したい場合に 急行バスのチケットもあります。
・高野山駅⇔立里荒神(往復) 大人2560円(小児1280円)
・高野龍神スカイライン(片道) 大人1850円(小児930円)
拝観系フリーきっぷ
高野山山内「諸堂共通内拝券」
■特典内容
内拝券1枚で6施設を拝観(体験)できる、まとめ割チケット
■金額
以下6箇所、合計2200円分で1500円。
金剛峯寺(500円)
根本大塔(200円)
金堂(200円)
霊宝館(600円)
徳川家霊台(200円)
大師教会お授戒(500円)
■ 発売場所
高野山宿坊協会各案内所
・中央案内所(0736-56-2616)
・奥の院表参道(0736-56-3405)
・中の橋案内所(0736-56-2653)
組み合わせ例
①南海線駅から電車利用、大師教会で授戒体験はなし
この場合は、共通内拝券を買ってしまうとかえって損。
金剛峰寺、金堂、根本大塔、霊宝館のみ拝観する場合は、世界遺産きっぷの2割引券を活用しましょう。
徳川家霊台は、割引にはなりませんけれど、200円支払っても世界遺産きっぷの方が得です。わかれ目は授戒体験するか否か。
大師教会で授戒ではなく写経する場合も同様。
②南海線駅から電車利用、授戒体験あり
共通内拝券をすべて利用する場合は、世界遺産きっぷと別途購入した方がお得になります。
「こうやくん」のクリップもおまけで頂けるし、是非共通券を購入しましょう。
③高野山山内を軽く&立里荒神
高野山山内は軽く、授戒もなし。そして荒神社まで足を伸ばしたい場合。
④高野山山内もしっかり&立里荒神
高野山山内もしっかりめぐって授戒も体験。そして荒神社にも足を伸ばす場合。
「立里荒神きっぷ」+「高野山バス1日フリーきっぷ」+「共通内拝券」がお得!
立里荒神きっぷには、拝観割引がありません。なので、高野山山内もみっちり満喫するなら上の組合せがお得。
まとめ
改めて調べてみると、高野山はフリーパスがとても充実していました。
なかなか簡単には行けない場所だからこそ、事前計画を練りたいものです。
山内をどうやって廻ろうか?そのためにはどういう組み合わせでフリー切符を利用しようか?
なんて、あれこれ考えるのもまた楽しいですね。
フリー切符を調べるうちに、あの厳かな雰囲気が頭にこびりついて離れなくなりまして。春の奈良も行きたかったけど、次旅は高野山かしら…
1泊2日でいくていで、もっと具体的なプランニングもしてみようかな。
妄想旅プラン〜高野山
お久しぶりに、妄想旅プラン。
以前やってみた金沢旅、考えるのが非常に楽しかったもので。今回は高野山で、プランニングしてみました。
予想以上にルート候補があって、長い記事になってしまいましたが。
お付き合いいただけたら幸いです。
いつか昨年のリベンジをしたいな〜と目論みつつ…
天空の聖地「高野山」
高野山は和歌山県北部に位置する、弘法大師空海が開山した真言宗の聖地。
「天空の聖地」の呼び名の通り、1000メートル級の山々に囲まれた、標高約800メートルに広がる一大宗教都市です。
現在でも多くの寺が存在する、修行の地でもあります。
まずは大阪へ!
さすが「天空の〜」と称される通り、高野山は山の中ですので。その道程は容易ではありません。
聖地は、なかなか簡単には行けないわけですね。
南海高野線「なんば駅」もしくは「天下茶屋駅」から、下図の緑ラインをたどって、高野山を目指していきますよ。
と、いうことで。
まずはじめに東京→大阪のルート4種を比較してみたいと思います〜
①飛行機で伊丹空港
各航空会社、6時台〜19時台まで1時間に1本ずつ便があります。(19時台のみ2本ずつ)
フライト時間は1時間5分と早いところも魅力◎
価格は予約時期や出発時間で大きく変動しますが、55日前最安値で片道7550円〜標準価格で16000円くらいのようです。
空港からのアクセス
始発7時45分〜最終21時20分まで。毎時3本ほどバスが出ています。
価格は大人640円、子供320円。
券売機でチケット購入も可能ですし、関東の交通系ICにも対応しているようです。
②飛行機で関西国際空港
続いて空路ふたつめ。関西国際空港利用。
成田空港から、ジェットスターかピーチを利用します。
羽田→関空の便もありますが、伊丹利用に比べてメリットがないので割愛しました。
成田→関空までは、1時間40分〜50分。
料金は55日前最安値で5420円〜9500円くらい。
便数は1日6便(ピーチ2、ジェットスター4)と多くはありませんが、価格面ではやはりお得感が高いですね。
しかし、前便の到着遅れによる遅延などが発生しやすいため、時間は予定通りにはいかないかもしれません。
空港からのアクセス
関西国際空港からは、南海高野線なんば駅より近い、同線天下茶屋駅へ向かいます。
関西空港駅から、南海空港線空港急行で42分。価格は920円。
南海空港線有料特急「ラピート」等に乗ると、36分で着きます。こちらは指定席で1420円。
特急ラピートの特急券は、南海電車主要駅、泉北線各駅(深井駅を除く)、南海国際旅行主要営業所、全国主要旅行代理店、で購入可能。
空席があれば当日券売機で購入できるようですが、事前手配が無難そうですね。
③新幹線で新大阪へ
陸路その1。新幹線で東京から新大阪へ。
「のぞみ」の所要時間は2時間30分。指定席運賃は14250円。
「ひかり」は2時間57分、13940円。
自由席であれば、どちらも13620円で乗車可能です。
乗車時間は飛行機よりも長いけれど、空港までの移動などを考えると実質時間的優劣はあまりなさそうですね。
新大阪からのアクセス
所要時間は24分、280円。
新幹線の強みは、なんといっても駅到着後にすぐ動き出せるところ。駅〜駅へ移動もスムーズです。
昨年わたしはこのルートで行きましたが、超絶方向音痴でも迷うことなくたどり着けましたよ。
ただ、御堂筋線から南海線ホームはやや離れているので、移動するのに時間がかかります。乗り継ぎには、少し余裕をみておくのが安心ですね。
④夜行バスでなんばへ
陸路2つめは、夜行高速バス。
道中体のしんどさはあるものの、仕事後に出発できるので、休み少ない族の強い味方。
(3列独立シート、トイレ有、WiFi有、充電有。で検索)
価格は6500円〜13900円。
所要時間は8時間30分〜9時間30分くらいですが、寝ながら行けるので、夜乗って朝つく感じですね。
出発時間は様々ありますが、22時40分頃〜24時頃。
遅めの出発でも、朝8時30分頃にはなんば駅に到着します。
時間は1番かかるけれど、東京から直でなんば駅にいける点が魅力ですね。
とにかく価格重視な場合は、4列シートを選択することも可。4000円位〜なんばまで行けるようです。
いよいよ高野山へ
さて。大阪、南海高野線の駅にたどりついたら、高野山に向けてすすんでいきます。
↓(南海高野線急行)
↓(南海高野線各駅停車)
↓(高野山ケーブルカー)
高野山駅
っといったルートをたどります。
タイミングが合えば、橋本駅での乗継なしで極楽橋まで行ける電車もあるみたい。
普通列車を利用
南海線内 870円、ケーブルカー390円。計1260円。
発車時刻によってだいぶ差が出ますが、なんば→極楽橋の所要時間は約1時間40分〜約2時間。ケーブルカーは約5分。
合計すると、なんば〜高野山駅までおおよそ2時間〜2時間30分かかります。
軽く書いてますが、のぞみに乗ったら東京から京都についてしまう…^^;
特急「りんかん」「こうや」を利用
「りんかん」は、なんば〜橋本までを、「こうや」は、なんば〜極楽橋までを、それぞれつなぐ特急列車です。
「りんかん」の特急料金は510円。橋本で普通列車に乗り換える必要がありますが、6分の時間短縮。高野山駅までの交通費計は1770円。
「こうや」の特急料金は870円。極楽橋まで乗換なしで行けるため、約30分短縮できます。高野山駅まで2130円。
とは言え、日中はほぼ「こうや」がメインで運行しているので、旅行で行く場合には早朝と夕方に走る「りんかん」を利用する可能性は低いかも…
仮に、なんば駅から「こうや」を利用すると、1時間30分程で高野山駅に到着できます。
ラピート同様、りんかん及びこうやの特急券は、南海電車主要駅、泉北線各駅(深井駅を除く)、南海国際旅行主要営業所、全国主要旅行代理店で購入できます。
特別列車「天空」を利用
この記事を書く中で、調べていて1番テンションが上がったのが、実はこの「天空」でした。
こちらに関しては時間を短くという概念ではなく、電車旅自体を楽しむというのがコンセプトのようです。
ものすごく乗りたい…!!
座席指定券は大人510円、小児260円。高野山までは1770円になります。
橋本〜極楽橋まで、乗車時間は約45分。
天空を利用した、なんば〜高野山までの所要時間は約2時間5分〜2時間15分となります。
運行日
【3月〜11月】水曜日・木曜日を除く毎日
※ただし水曜日・木曜日が休日の場合は運行
【12月〜2月】土・休日のみ
※年末年始(12月30日〜1月3日)は運行
運行本数
【3月〜11月の土・休日】1日3往復
【3月〜11月の平日 / 12月〜2月の土・休日】1日2往復
個人予約の場合は、電話受付で。
フリーコールで、希望日、人数、時間を伝えて予約を取るシステムです。
希望乗車日の10日前〜前日まで、空席があれば予約可能。
橋本駅ホーム上の引渡カウンターにて、乗車時間40〜10分前に指定席券を受け取ります。支払い方法は現金のみ。
ちなみに!
4両編成のうち、2両が指定席、残り2両が自由席。
指定席車両への移動はできませんが、自由席であれば通常運賃だけで、予約無しで乗車可能だそうです。
でも、席か取れるなら指定席に乗りたい!
まとめ
長々と比較してみましたが…いやぁ、高野山とおいですね…
高野山駅から山内の中心までもこれまた距離があるので、更に10分程バスに揺られマスに揺られます。
短く見積もっても、東京から5時間ちょっと。
何に重きをおくのかで、移動手段の選択は変わってきそうです。
時間や利便性重視なら、
②新幹線+特急こうや
価格重視なら
①夜行バス+普通列車
、っという感じでしょうか。
個人的には、大阪〜高野山へは是非とも「天空」を利用したいです。
また、交通の便が悪いからこそ、高野山内では宿坊に泊まってゆっくり過ごしたいもの。
勤行に参加したり、説法を聞いたり。
大師教会ではお写経やお授戒体験もできます。
日常から離れて、普段は経験できない特別な時間を過ごしましょう。
せっかく修行の地にお邪魔させていただくのですから。真言密教について、また弘法大師さまについて、勉強してから向かいたいですね。
金剛峯寺のサイト、丁寧に解説がされていて読み応えがありますよ。
是非ご覧になって見てください。
ブログタイトルに偽りあり
長期連休どころか、2連休すらとれそうにない日々を送っております。
1泊2日、当分できる気がしません。
会社が年度末ゆえ、その慌ただしさもありつつ、考えなしの人事異動が発令された苛立ちと、その上旅行もいけないかなしみ。
つまるところ、狭量なわたくしのストレスは最高潮なわけです。
お酒も飲めない、取り立てて趣味もない、友達もあまりいない(改めて言葉にするとつらい)
唯一と言っても過言ではない娯楽が、旅なのに…!
去年は今頃宮島行ったりして、たのしかったなぁ…
絵面も地味なので、厳島神社の写真を載せてみます。
はぁあ〜どこかに行きたいぃ〜
などとジタバタしておりましたら、ふと思いついてしまったのです。
手!
2日がだめなら、1日で行けばいいのか…( ゚д゚)ハッ!
そう、たとえば…
業後に夜行で出発して、帰りは新幹線か飛行機で帰ってくるとか。
もしくは、目的地にアクセスが良い土地まで移動して1泊、早朝出発して1日観光する、とか。
日帰りというわけでもなく…
0泊1日?
1泊1日?
我ながらどんな執念だよ…と半ば呆れておりますけれども。ついでにその頑張りを違うところでも発揮しなさいよ、とも思いますけれども。
0泊1日、京都みたいにアクセスしやすいところなら、行ける気が…むく。
むくむく。
もし実行するなら、1泊2日よりも時間が限られる分、ちゃんと下調べと計画が必要ですね。
厄年の体と相談しつつ、実行してしまう日は近い…かも??