熱海ひとり旅〜リゾート温泉地で喫茶店めぐり
休みをなんとかやりくりし、熱海温泉へ。1泊2日してきました。
温暖な気候から「東洋のナポリ」とも称される熱海。
かつては、人気の新婚旅行地だったことでも有名ですよね。
昔から多くの人が訪れてきたためか、熱海には現在でも数多くの喫茶店やカフェが存在しています。
一旅一喫茶店を目標(?)にしているわたしとしては、目移りしてしまう嬉しい旅となりました。
2日間で行けるお店は限られていましたが、今回立ち寄った喫茶店をご紹介してみますよ〜
CAFE KICHI
駅前からすぐの仲見世通りから、路地を一本はいったところに有ります。
古民家を改築した、イマドキオシャレカフェです。
オリジナルブレンド 500円/ショコラ 500円
店内はあまり広くありませんが、ゆとりをもって席が配置されているのでゆったりと過ごせます。
しかし、 熱海では珍しい今時の女子っぽカフェですから。そりゃもちろん繁盛しているわけでして。
隣り合ったお客さんによって、居心地はだいぶ変わりそうですよ。
まぁそれは、入店時の運次第ということで。
(若い女の子グループがたいそうかしましかったってはなし)
駅からも近いので、電車待ちの時間に利用するのも良さそうです。
11:00〜19:00(水曜定休)
0557-86-0282
ボンネット
非常に有名な老舗、ボンネット。
様々な雑誌やガイドブックにとりあげられており、是非とも立ち寄りたかった喫茶店です。
文豪三島由紀夫や谷崎潤一郎らが通った店、としても有名ですね。
ハンバーガーとコーヒーセット 800円
レトロな雰囲気、とかではなくガチの年代物。それがたまらなく魅力的です。
カウンターには常連のお客さん方がいて、午後のお喋りに花を咲かせていました。
そんなに長時間いたわけではないのに、ものすごくのんびりした気持ちになれましたよ。
落ち着いた照明と、座り心地の良いソファ、窓から射す柔らかい陽光。
はじめてなのに、どこか懐かしく感じる空間です。
不思議な居心地の良さは、お店が積み重ねてきた時間のなせる技かもしれません。
10:00〜15:00(日曜定休)
0557-81-4960
サンバード
こちらも有名店ですね。
大きな窓からサンビーチを臨める、とても明るい喫茶店です。
熱海!って感じ(表現力が行方不明)
トースト、ナポリタン、プリンアラモードなどなど。ド定番な喫茶店メニューが充実しているのも嬉しいです。
キラキラした春の海を眺めていたら、コーヒーとかカフェオレではなく、緑のあの子を飲みたくなってしまいました。そりゃもう25年ぶりくらいに。
クリームソーダ 750円
熱海らしい景色のある喫茶店サンバード、ロケーションも雰囲気も最高です。
9:00〜19:00(水曜定休)
0557-81-3667
やすらぎ
最後は、喫茶店と言っていいのかしら…?疑問ですが、とっても素敵だったのでご紹介。
「起雲閣」にある大人の時間を過ごせるサロンです。
この「起雲閣」という施設、ものすごく雑にご紹介しますと…
元々お金持ちが療養用別荘として建てたものがはじまり。その後1947年からは旅館として運営されてきました。
山本有三、志賀直哉、太宰治、谷崎潤一郎といった、そうそうたる文豪達が宿泊し、執筆活動に勤しんだそうです。
旅館が閉業してからは、熱海市の文化財として一般公開されています。
入館料は510円。
その中にある喫茶室「やすらぎ」
旅館時代はバーだったという店内は、アールヌーヴォー調の装飾と照明がおしゃれです。
バーカウンターだったという席で、庭園を眺めながらお抹茶をいただくというなんだかとても贅沢。
抹茶と本日の和菓子 600円
観光地の喧騒に疲れたときに立ち寄りたい、大人のための喫茶室です。
9:30〜16:00(水曜定休)
0557-86-3101
まとめ
4ヶ所、ご紹介してみましたが、興味を惹かれるお店はありましたか?
喫茶店には、その土地土地のエッセンスがぎゅうと凝縮されているように思います。
旅人なんだけれど、日常にお邪魔させてもらえるような。
そんな、穏やかながらも濃密な時間がとても好きです。
熱海には、他にも挙げきれないくらい、まだまだ魅力的なお店がたくさんあります。
温泉、海、美術館など見どころの多い土地ですが、立ち止まってちょっと一服。
素敵な喫茶店で、癒やしのひとときを過ごしてみてはいかがでしょうか〜